B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。大学を卒業後、採用面接での会長 (当時は社長) の話に感銘を受け、ジュエリー販売会社に就職。販売員からキャリアを積み、後に役員に取り立てられるまでに。その後、会長の逝去に伴う代替わりなどをきっかけに独立を意識するようになり、2009年にエフ・エル・ディー・ジャパン (株) を設立。2010年に店舗をオープン。通例にとらわれないフレンドリーなジュエリーショップとして人気が高まっている。
 
 
 
横浜市の港北TOKYUショッピングセンターで、ジュエリーショップ 「FLD Japan」 を運営するエフ・エル・ディー・ジャパン株式会社。代表取締役の大森靖之氏は、業界歴25年のキャリアを誇るジュエリー販売のプロフェッショナルだ。「お客様のために自分たちが提案できることはなんでもする」 がモットーの大森氏に、人とつながることの大切さや、仕事を楽しむための経営哲学などについてうかがった。
 
 
 

お客様のためなら
どんなことでも提案する

 
110727_k0510_g01.jpg
インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 大森社長は、いつ頃から宝飾品の販売を手がけているんですか?
 
大森 1987年に大学を出てジュエリー販売会社に入社したときから、この道一筋です。今年で48歳ですから、もう25年になります。
 
矢部 長いキャリアですね。87年といえばバブルの頃で売り手市場だったと思いますが、その会社に決めたのは何が決め手だったんですか?
 
大森 面接で社長の話を聞いて感銘を受けたんですよ。人柄に惚れたというのかな。朴訥で、そんなに言葉が多い方ではなかったんですが、独特な雰囲気があって。それで仕事にもどんどんのめり込んでいって、人生が決まりました。
 
矢部 その社長からは、いろいろなことを教わったんでしょうね~。
 
大森 教わりましたね。中でも一番影響を受けたのは、「どんなことでも、やればできる」 「商品も価格も、全てをお客様目線で判断しよう」 という考え方でした。お客様に喜んでいただくために、自分たちが提案できることは何でもするからこそ、お客様の喜びを実感したときに 「この仕事をしていて良かった」 と思えるんです。
 
矢部 キャリアの最初に、非常に良い出会い、良い教えに恵まれたわけですね。ジュエリーの営業は特殊な世界の印象がありますけど、仕事に慣れるのは大変でしたか?