伝統と革新を融合する
3代目住職のチャレンジ
多様な資格を活かして、よろず相談に対応

髙藤 私は3代目です。住職に就任したのが2022年のことで、それまでは20年間、副住職を務めてきました。
畑山 20年以上、この地域に寄り添ってこられたのですね。最初から、お寺を継ぐおつもりだったのでしょうか。
髙藤 いえ、昔はいろいろと夢があったんですよ。実は今も続けているラジオパーソナリティも、その一つです。2000年4月から続けています。
畑山 ラジオパーソナリティですか! 畑違いの職業に感じますけど、確かに住職のお話となると、お聞きしたい人は多そうだ。ラジオでは、どのようなお話をされているんですか?
髙藤 仏法の話に限らず、終活や日常の悩み、異業種の方との対談など幅広い内容です。ラジオを通じて、お寺はお悔やみごとだけの場所ではない、ということを伝えたいんですよ。
畑山 なるほど、お寺の間口を広げていらっしゃるんですね!
髙藤 おっしゃる通りです。お寺に足を運んでいただくには、まず知ってもらうことが大切。ラジオをきっかけにお寺に興味を持っていただけることも多いんですよ。
畑山 ホームページを拝見して、髙藤住職がたくさんの資格をお持ちで驚きました。

畑山 住職の仕事に活かすために資格を取得されてきたわけだ。それにしても、かなり実務的な資格が多いようですね。
髙藤 お寺は、“地域のよろず相談所”です。昔は、世間話の延長で相談を受けることが多かったものの、現代ではより具体的で専門的なアドバイスが求められます。だからこそ、資格という形で裏付けを持たせようと考えたんです。
畑山 時代に合わせて、どんどんお寺の在り方も変わっていくんですね。お寺のルーツはどちらなんですか?
髙藤 もともとは広島・尾道にあり、曽祖父が大阪に来て、1953年に現在の真樂寺に入寺をいたしました。その歴史を大切にしながら、次の世代につなげていくことが、私の役割だと思っています。
