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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統と革新を融合する 3代目住職のチャレンジ
真樂寺 第3代住職 髙藤俊行

 
プロフィール 大阪府出身。浄土真宗本願寺派の僧侶として、冠婚葬祭や終活支援を軸に活動。20年間副住職として経験を積み、2022年に(宗)真樂寺・第3代住職に就任した。2000年4月よりラジオパーソナリティとしても発信を続けるほか、終活ガイド資格1級や夫婦カウンセラーなど多数の資格を取得。専門性の高い相談対応で、地域と人をつなぐ、現代のよろず相談所を体現している。
 
 
 
宗教法人 真樂寺の第3代住職・髙藤俊行氏は、「お寺を、もう一度人の心が帰ってくる場所へ」との強い思いを胸に、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を掲げた革新的な挑戦を続けている。「地域のよろず相談所」としての伝統を受け継ぎながら、終活支援やオンライン墓参りといった新たな価値を創出している髙藤住職。人と人、思いと時間を優しく結び合わせる存在として、お寺の未来にあたたかな光を灯している。
 
 
 

MVVを掲げた、由緒ある寺院の挑戦

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 本日は、大阪府守口市にある真樂寺、髙藤住職にお話をうかがいます。これまでいろいろな方に取材してきましたが、お寺のご住職にお話をうかがうのは初めてです。まずは、真樂寺さんについて教えてください。
 
髙藤 当院は浄土真宗本願寺派の寺院でして、創院は1953年です。冠婚葬祭や終活支援を軸に、地域の方の人生に寄り添う活動を続けて70年以上になります。最近は企業のようにMVV、つまりMission・Vision・Valueを掲げて取り組んでいるんですよ。
 
畑山 MVVは「何をなすのか」「どこを目指すのか」「何に基づいて行動するのか」を明確にする考え方ですよね。お寺でMVVを掲げていらっしゃるのは、珍しいのではないでしょうか。
 
髙藤 確かにお寺がMVVを掲げているのは珍しいかもしれません。ただ、本来、お寺は人の生き方を支える場所です。だからこそ、理念を言語化することで、どなたにでもわかりやすくお寺の役割を伝えられると思っています。
 
畑山 確かに、一般の人からするとお寺の役割ってわかりづらい部分もありますよね。
 
髙藤 固定観念にとらわれず“誰でも気軽に来られるお寺”を目指すために、MVVを大事にしています。