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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

家族と社員を思う
安心と信頼の金型づくり

 

機械で埋め尽くされた工場を拡張したい!

 
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濱中 それでは、鶴田社長にとってお仕事のやりがいをお聞かせください。
 
鶴田(謙) それはなんといっても、街中で自社の金型でつくられた製品が使われているところを見たときに覚える感動ですね。例えば、明石海峡大橋を渡るときは、息子が子どもの頃から必ず「この橋のナットはうちの金型からつくられたんだ」と自慢していました。
 
濱中 “我が子に誇れる仕事”――まさに製造業の醍醐味ですね。しかも、その息子さんが未来を担っているのは素晴らしいです。
 
鶴田(謙) はい。何も言うことのない息子の舵取りで、弊社はますます組織として結束が固まり、お客様にも従業員にも安心感を与えています。私も悩みは一つもありません。ただ、本当は2年前に65歳で身を引きたかったのですが、今のところ息子に頼んでときどき休ませてもらうのが精一杯でして。70歳には引退し、遊び回りたいと思っています(笑)。
 
濱中 お二人の和気あいあいとした関係がスタッフさんにも伝わって、生き生きと働ける職場になっているとよくわかります。それではあらためて将来の抱負をお聞かせください。
 
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鶴田(謙) ご覧のとおり、弊社の工場は巨大な機械で埋め尽くされています。このままでは設備の更新も難しいので、さらに工場を拡張し最先端の機械を導入したいですね。その目途をつけるまでは、息子に「もう邪魔だよ」と言われないよう努力します(笑)。
 
鶴田(龍) すでに私は現場を任されています。今後も周囲の意見を聞きながら新たな挑戦を続けるだけです。ただ、経営者になるのはもう少し後でいいですね。2番手でいるほうが仕事がスムーズなので、「嫌だ」と言うまで父に社長として頑張ってもらいます(笑)。
 
濱中 朗らかで話しやすいお二人と接して、そのおだやかな性格が社風に表れていると感じました。龍一専務が社長になっても鶴田社長は現役を辞めず、会長に留まって二人で力を合わせ、会社を盛り上げていただきたいですね。そのときにはあらためてお話を聞かせてください。再びお目にかかれる日を楽しみにしています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分のつくったものが、街中にあること。それを見つけたときは、とても嬉しいです。
(鶴田謙一)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社鶴田金型製作所
■ 本社 〒532-0035 大阪府大阪市淀川区三津屋南3-19-6
■ 事業内容 精密鍛造用金型の設計及び製作
■ 設立 1972年4月
■ 従業員数 8名
■ ホームページ https://www.tsurutakanagata.com/