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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

野球魂で土地の境界を守る 不動産取引を支えるプロ
土地家屋調査士法人BASE ONE 代表社員 林一茂

 
プロフィール 京都府出身。甲子園球児として準優勝を経験し、独立リーグでも活躍。24歳で引退した後、父の助言により土地家屋調査士を目指し、2016年に資格を取得した。2017年にハヤシ登記測量事務所を立ち上げる。2023年に法人化し、土地家屋調査士法人BASE ONEを設立した。野球で培ったコミュニケーション能力と自分に負けないマインドを活かし、不動産取引を円滑に進める縁の下の力持ちとして活躍している。
 
 
 
土地や建物の正確な情報を登記簿に反映する専門家、土地家屋調査士。土地家屋調査士法人BASE ONE(ベースワン)の代表社員を務める林一茂氏は、言わば“土地の守り人”だ。隣地との境界を明確にし、両者に納得のいく形にするための交渉術は、少年野球チームの監督やSNS発信活動などで培ったコミュニケーション能力の賜物と言える。林代表は最新技術を積極採用し、顧客の要望にスピーディかつ丁寧に対応。その根底にあるのは、正確さと信頼を最優先した誠実な姿勢にほかならない。
 
 
 

元甲子園球児が選んだ新たなる人生

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 土地家屋調査士法人BASE ONEさん。ホームページに「野球色の強い法人」と記載されていたので、本日の訪問を楽しみにしていました! 林代表は、元甲子園球児でいらっしゃるんですね。
 
林 はい、高校時代、甲子園で準優勝を経験しております。また、24歳までは独立リーグでもプレーしていました。
 
今岡 準優勝を経験されているとは、すごい! なるほど、卒業後もずっと野球漬けでいらっしゃったんですね。それがどうして、土地家屋調査士のお仕事に就くことになったんでしょう?
 
 父がこの業界に精通しておりまして、「資格を取るのは簡単なことじゃない。だけど取ってしまえば、人並み以上の生活ができるし、自分で独立してやっていくこともできる。そうなれば、自分の働く時間も自分で決められる」と教えてもらったんです。それで猛勉強して28歳で資格を取得し、晴れて独立、さらに2023年には法人化も果たしました。人生は「MY WIN-always challenging-」――常に挑戦を忘れず、自分自身に打ち勝つ精神を大切に、これまで頑張ってきました。
 
今岡 長年一球入魂で頑張ってこられた林代表ならではの、含蓄あるお言葉ですね!