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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

野球魂で土地の境界を守る
不動産取引を支えるプロ

 

土地の境界線を守る“縁の下の力持ち”

 
「MY WIN-always challenging-」を常に掲げる
「MY WIN-always challenging-」を常に掲げる
今岡 土地家屋調査士というと、私たち一般人にはあまり馴染みのない職業かと思います。具体的には、どのようなお仕事なんでしょうか。
 
 簡単に言うと、土地や建物の正確な情報を登記簿に反映させる専門家です。登記簿には土地・建物の種類や面積など、さまざまな情報が記載されています。
 
今岡 人間でいえば、戸籍謄本のようなものですか。
 
 おっしゃる通り、登記簿はまさに不動産の戸籍謄本みたいなものです。例えば不動産売買や相続のとき、「ここからここまでが自分の土地です」「この建物はこういう大きさでこういう種類です」ということがきちんと決まっていないと、銀行もお金を貸してくれないし、取り引きも円滑にはいきません。土地には必ず隣接した土地があるので、その境界がしっかりしていなければ「ここが私の土地です」と、言えないですよね。隣地の方々の土地との境界を明確にし、決まった境界を正確に測って登記簿に反映させるのが、我々土地家屋調査士の仕事なんです。
 
今岡 なるほど、私も最初に家を建てたときは、大きな土地を3分割した記憶があります。知らず知らずのうちに、林代表のような土地家屋調査士さんのお世話になっていたんですね。
 
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 はい、私たちは“影武者”のように動いていますので(笑)、今岡さんのケースでも、測量を行ったり、場合によっては隣地の方や役所との境界立会に代理で出向いたりすることもあります。
 
今岡 土地の境界を明確にするまでに、さまざまなプロセスがあるんですね。幅広いお仕事内容に、びっくりしました!
 
 おっしゃる通りです。境界に関する資料の調査を行い、現地で測量をして、資料との整合性を確認したり、隣地の方との境界交渉に立ち会ったり、多種多様な書類を作成したりと、実は土地家屋調査士の仕事って、本当に幅広いんです。しっかり業務の内容をお話しすると、皆さん驚かれることも多いですね。土地家屋調査士はあまり表には出ないので、なかなか一般の方に仕事内容が知られていません。でも、不動産のトラブルを未然に防ぐために非常に大切な役割を果たしていると自負しております。
 
今岡 つまり、土地家屋調査士さんは不動産業界の“縁の下の力持ち”というわけですね!