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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

格闘技と経営の二刀流! 若き塗装職人のプロ挑戦
ARM TEC 代表 島田瞬哉

 
プロフィール (しまだ ときや)大阪府出身。子どもの頃から格闘技好きで、極真空手の全関西大会で優勝するなど実績を残す。学業修了後は塗装職人になって格闘技の道から離れた。近所にできたキックボクシングジムに通うようになり、格闘技への思いが再燃。プロを目指すために塗装会社を退職し、独立を果たす。キックと会社経営を両立させるために、日々精進を続けている。
 
 
 
キックボクシングのプロを目指しながら、建築塗装の職人として現場仕事や会社経営に奮闘する二刀流の達人。それが大阪市西成区・ARM TEC(アームテック)の島田瞬哉代表だ。大手企業に手抜き工事が多いという業界の中で、島田代表は3パターンの見積もりを提出し、約束した施工は必ずやり遂げるという信念を貫き顧客の信頼を獲得している。キックボクサーとしてもデビュー目前の島田代表の生き様に、元ボクシング世界王者の畑山隆則さんが迫った。
 
 
 

キックボクシングのプロを目指して独立

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪市西成区で建築塗装・防水工事を手がけるARM TECさん。島田代表が、キックボクシングのプロを目指している異色の経営者と聞いて、楽しみにしてきました。
 
島田 私も日頃から畑山さんの出演するYouTube動画を見て、ボクシングに対する姿勢がカッコいいと憧れていたんですよ。今日はお会いできて本当に嬉しいです!
 
畑山 それは私も嬉しいなぁ。高校を中退し「ボクシングで世界チャンピオンになれなかったら、人生が終わる」と覚悟を決めて青森から上京したことを思い出しますよ。島田代表のご経歴も教えてください。
 
島田 私は子どもの頃から空手道場に通い、極真の全関西大会で優勝するなど格闘技が大好きでした。ただ、学業修了後は塗装職人になって格闘技の道から離れることになったんです。しかし、近所にキックボクシングのジムができたことを知り、軽く体を動かすつもりで足を運んだところ、再び格闘技への情熱がよみがえってきました。
 
畑山 たまたま通ったジムで格闘技への思いが再燃したわけですね。
 
島田 はい、「さらに強くなるチャンスは今しかない」とプロを目指す覚悟を決めました。そこで勤めていた塗装会社を辞めて2021年4月に23歳で独立したんです。
 
畑山 並々ならぬ覚悟を持って、決意をしたと。でも、どうしてキックのプロになるために独立が必要だったのでしょう。
 
島田 会社勤めだと自由に使える時間が少なくなってしまいます。だから、可能な限り練習時間を確保するために起業することにしたんです。実はすでにデビューの話をいただいているので、あとは自分の決断次第。このまま仕事とキックの二刀流で突っ走りたいですね。
 
畑山 普通は私のように現役引退後に第二の人生として事業を興すものです。まったく逆の発想で挑戦する島田代表の情熱はすごいですよ! ぜひ頑張ってもらいたいなぁ。