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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

入念な準備で工期を厳守 スピーディな内装解体
株式会社辻工業 代表取締役 辻康介

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 東京都八王子市の株式会社辻工業さんにお邪魔しています。事業内容は斫り工事、内装解体工事だそうですね。まずは、辻代表が起業したきっかけを教えてください。
 
 私は長年にわたってこの業界の会社に勤務し、周囲に勧められ2015年頃に独立を決めました。ただ、経営の右も左もわからずあまり強い意気込みではなかったんですよ。それでも「いけるかな」と挑戦することになり、八王子の仲間たちに手伝ってもらうなど、周りの人たちの縁でコツコツと信頼を積み上げてきました。
 
石黒 現在は、23区でのお仕事も増えているようですね。
 
 ええ、あるとき元請けさんから有名大学の大規模改修工事を請け負うことになりまして。この案件で実績を残し仕事が増え事業を拡大していきました。
 
石黒 辻代表としては、自社のどのような点が評価されたとお考えでしょう。
 
 私が大事にしているのは、事故や怪我を防ぎながら現場を収めることです。事前の打ち合わせや調査を大切にして段取りやスタッフの手配も入念に準備しています。そのため弊社の仕事は新人でも覚えやすく、工期を厳守し元請けさんに安心していただける施工ができるんです。また、この仕事は同業者からヘルプを頼まれることも多く、そのときの小回りを利かせた対応が評判となり信用を勝ち取ることができたのだと思います。
 
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石黒 芸能のお仕事でも、大きい声で元気よくスタッフさんと挨拶をする、段取りや打ち合わせをしっかりするというように、仕事を円滑に進められるよう努力することが将来のための種まきにつながります。この基本はどの業界でも通じるものなのでしょうね。
 
 おっしゃる通りだと思います。また、解体工事は施主様の都合でイレギュラーな進め方になることも少なくないんですよ。弊社は社内スタッフに加え層の厚い協力会社の職人や一人親方と連携し、どのような状況にも合わせられる体制を確立しています。
 
石黒 さまざまな工事の中には、時間の制約が厳しい現場もあるのでしょうね。
 
 ええ。例えば商業施設や鉄道の駅は、営業時間が終わってから現場に入り、翌日の営業開始までにすべての内装工事を終わらせる必要があります。