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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

幅広い世代に愛される
アップデート型の美容室

 

パリコレの仕事で自由に目覚める

 
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 あらためて、これまでの歩みを教えてください。
 
都築 私は、実はサッカー少年でもありました。ただプロ選手は難しいと考え、美容師の道を選んだんです。とはいえ美容師もプロなので、専門学校でしっかり学んでからサロンに就職しました。
 
嶋 美容師の夢を叶え、お店で腕を磨かれたのですね。
 
都築 でも、6年間勤める中で、自分には向いていないと思いまして。退職を決めたんですよ。
 
 えっ、そうなんだ。いったん美容業界からお離れに?
 
都築 美容師そのものを辞めるつもりでした。ですが、SNSが普及し始めた頃だったので辞職の旨を発信したところ、お客様から「どうして辞めちゃうの?」「これからも髪を切ってほしかった」とメッセージをいただきまして。そして先輩からは、「こんなに愛されているのだから自分で店を持てばいい」とアドバイスされたんです。
 
嶋 いい話だなぁ。ご自身が思っていた以上に、必要とされる存在だったわけだ。
 
都築 あたたかい声に励まされ、すぐ開業しました。今の私があるのも、背中を押してくださった皆様のおかげです。
 
 人に望まれて独立された経緯が素敵です。そもそも独立前から、厚く信頼されていたのですね。美容師として支持されている理由は何だとお考えですか?
 
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都築 海外経験が大きいかもしれません。前職時代、パリコレのヘアメイクに関わらせていただいたんです。国際的な大舞台で有名モデルさんの理美容に携わり、世界観が変わりました。
 
 それはすごいご経験ですね! どういった部分に変化があったのか気になります。
 
都築 美容師として視野が広がり、思考もクリアになった気がします。それまで人目を気にして行動できないところがあったのですが、パリコレで束縛が解け、自分のスタイルを追求する心構えができたんです。
 
 ひょっとしてサロン名であるLiberteの由来も、そういった部分にあるのでしょうか。
 
都築 お察しの通り、自分を形づくったパリコレにちなみ、「自由」を意味するフランス語を採用しました。枠にとらわれず、自由な発想でお客様を幸せにしたい。その思いが、当店のコンセプトです。