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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安全を守る消防用設備
時代に合わせた新提案を

 

顧客を笑顔にして感動をもたらしたい

 
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内田 学生時代から一緒に部活動に励み、さらに社会人になってからは選手とマネージャーの関係という武田さんとは、本当に昵懇の間柄だったのですね。先ほど影響を受けたとおっしゃいました。どのような面についてなのか、ぜひお聞かせください。
 
松田 武田は強いだけでなく、とにかくホスピタリティ精神にあふれていました。口癖が「チケットを買ってくれたお客さんの期待に応えたい」で、見応えのある試合をすることを常に考えていたんですよ。また、試合でKOされて意識が飛んだことがありまして。目を開けたときに自分の体調や怪我には見向きもせず、私に向かって第一声で「まっちゃん、お客さんは喜んでいたかな?」と尋ねてくるなど、心から観客のことを気にかけていましたね。
 
内山 自分がそんな状態になっても見に来てくれた人たちのことを・・・。でも、わかる気がします。
 
松田 わが親友ながら、ここまで観客の人たちに尽くす気持ちを持てるのはすごいと感動しました。どんな人でも頂点を極めた人は素晴らしいですよね。一つの試合で膨大なファイトマネーが支払われると、その部分だけを見て一日で稼げて羨ましいと考える人も多いと思います。でも、1試合に至るために何ヶ月も前から猛烈な練習を重ね、耐え、乗り越えていると知ってほしいです。武田も試合が終わったら、やっと安堵して好きな甘い物を食べていました。
 
内山 本当にそうです。私も現役時代は毎日朝晩欠かさずストイックにトレーニングをしていたものの、引退した今はできません。現役のときは一年中が試合のための準備期間で、のんびりできるのは一つの試合が終わった後の一週間ぐらいでした。ほかの時期は遊んでいても、試合のことがいつも頭にあって存分に楽しめなかったです。
 
松田 そうですよね。そして、武田のホスピタリティ精神に影響を受けて私自身も今、仕事でお客様が何を求めているか、何をすると喜んでもらえるかという視点で物事を考え、幅広いアイデアが生まれるようになりました。マネージャー時代に選手だけでなく経営者や宣伝関係の方々などたくさんの人に出会え、お話を聞けたのも、今の仕事に十分に役立っています。感謝しかありません。