B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客を愛するリフォーム
愉快な兄弟が親身に対応

 

駄目なものは駄目だと正直に伝える

 
glay-s1top.jpg
水野 これまでお話をうかがってきて感じました。親身なあまりお客様にハッキリ言い過ぎてしまったり、やり過ぎてしまったりすることも多かったのでは?
 
岩木(康) お察しの通りです(笑)。最近では、投資目的で中古の一軒家を500万円で購入したい方がおられましてね。一緒に家を見に行ったところ、予想以上にボロボロで・・・。お客様ご自身でDIYするには大変すぎる状況でした。業者にリフォームを依頼するなら修理する箇所が多すぎて高額な費用がかかります。また、解体業者も入れない小道沿いという立地条件も悪く、今後建て替えることも難しい場所だったため、つい我慢できずに「余計なお世話かもしれないけど、他の物件を探したほうが絶対に良いよ」とアドバイスさせていただいたんです。結局その方は、その家の購入を断念されました。
 
水野 もし、その方が購入していれば、Helloさんとしてはリフォームの仕事につながった。しかし、お客さんのことを考えて、そうはしなかったということですね。やはり、類まれな業者さんだと思いますよ。
 
glay-s1top.jpg
部長の隆則さん
岩木(隆) お客様にとってプラスになりませんからね。少し似た内容では、若い女性が中古物件を購入したいので一緒に見に行ってほしいとのご依頼があったんです。見学に行くと、価格に見合わない質の悪い物件でして。しかも、こわもての不動産屋さんが現れたので、こちらは急きょ女性の父親のフリをして、毅然とした態度で応対したんです。結局その時も、購入をやめるよう促しました。私もつい我慢できなくなってしまって(笑)。
 
岩木(康) お客様のプラスにならない工事でもお金にはなると思いますけど、そういうことはやりたくないですね。
 
水野 お二人とも潔いほどの誠実さです。まさにツインズですね(笑)。人生を達観していないと難しい境地じゃないかな。間違いなく、社会貢献度の高いスタイルですよ。
 
岩木(康) こういう建築業者がいても良いんじゃないかと(笑)。悲しいことに、悪徳業者によるリフォームは後を絶ちません。建築業許可のない会社などには、くれぐれも気を付けていただきたいです。
 
水野 いまだに新聞やメディアで取り上げられますよね。Helloさんのような会社を知ることで、業界のイメージも大きく変わると思います。「駄目なものは駄目」と進言してくれる御社の存在は、お客さん視点だと本当にありがたいです。