B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自己肯定感を向上させて
発達障害の子どもを支援

 

悩める大人が集う昼間のクラブをオープン

 
glay-s1top.jpg
八重樫 軽度の障がいを持つお子さん、親御さんにとことん寄り添っていらっしゃるんですね。相沢社長のもとであれば、お子さんを安心して任せられると思いますよ。ちなみに、こちらでは昼間のクラブを営業されているとか?
 
相沢 はい。親御さんたちのために何ができるのか考えたときに、気軽にお話ができる場所をつくりたいと思ったんです。カウンセリングルームと言われると、少し敷居が高く感じる方もおられるでしょう。昼間のクラブであれば、気兼ねなく来ていただけるのではと考えました。
 
八重樫 昼間のクラブ、斬新でインパクトがありますね! ときにはお酒も交えながら、気軽に話すことができそうです。
 
相沢 ありがとうございます。シングルマザーの方や子どもが発達障害で悩んでいる方にもお越しいただいているんですよ。また、昼間なのでソフトドリンクでママ会も行われたことがあります。来店されるお客様の中にはいろんな職業の方がいるので、お酒を飲みながら楽しい会話をすれば話が広がっていきます。水商売をしていると周りからの偏見もあるものの、人脈を広げるなどのチャンスはいっぱい転がっていて悪いことじゃないなと思うんです。
 
八重樫 確かに、子育てに関わる大人は多くの悩みを抱えているでしょう。こうして悩みを吐き出せる場所があるのは親御さんにとっても心強いと思いますよ。
 
glay-s1top.jpg
相沢 親御さんにとって、自分の子どもを楽しませてあげられる場所、笑顔を引き出せる場所が見つからないのは、非常につらいことです。親御さんたちのメンタルの低下につながっていき、場合によっては虐待にもつながってしまうと思います。ですから、「一人じゃないですよ」とお母さんお父さんに寄り添える場所をつくりたかったんです。
 
八重樫 ぜひ、多くの方の逃げ場になってあげてほしいです。では、相沢社長がカウンセリングをするうえで大切にされていることを教えてください。
 
相沢 みなさんがそれぞれ、「そのままの私でいいんだ」と思えるように自分自身を好きになってもらえることが一番です。それは一歩踏み出す勇気になりますし、何をするにしても「自分のままでいい、これでいいんだ」と思えるはずですから。私たちの活動の中で、それを見つけてほしいですね。