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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

質の高い板金技術で
信頼を勝ち取る屋根工事

 

応急処置なら無料で対応し雨漏りを止める

 
木下代表が手がけた作品
木下代表が手がけた作品
濱中 やはり、何事も腰を据えて腕を上げることが大事だとよくわかります。ところで、事務所に飾ってある銅板のダンゴムシと真鍮のバッタは木下代表の作品ですか?
 
木下(泰) あれは私の趣味の一つなんです。金属でミニチュア作品をつくる先生に習って制作したものなんですよ。
 
濱中 なるほど。木下代表が手がけた作品の横には盾が飾ってありますね。
 
木下(泰) そちらは、兵庫県で開催された技能グランプリで1位を受賞した際に、兵庫県知事からいただいたものなんです。長年にわたって習得した板金の技術を生かせればと思い、挑戦しました。
 
濱中 これは驚きました! この精巧な作品を見るだけで木下代表の努力されたこと、そして「板金が好き」という気持ちが伝わってきますよ。
 
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木下(泰) ありがとうございます。他人と同じことばかりしていたら負けるだけだと思っているんです。だからこそ、常に勉強し、技術を磨き続けているんですよ。
 
濱中 屋根の工事は建材も進化しているので、どんな工事にも柔軟に対応できるよう、自分をアップデートさせることが重要なのでしょうね。ところで、屋根の上はお客さんから見えないだけに手抜きをする業者も多いと聞いたことがあります。ぜひ、木下代表がお客さんと向き合う姿勢や点検から施工までの流れを教えてください。
 
木下(泰) 当事業所は、お客様から「雨が漏れている」とご連絡をいただいたら、まず、どこから漏れているのかを屋根に上がって徹底的に確認しています。その場で雨漏りを止めなければ意味がないので応急処置をするんです。そして、写真もお見せしながら現状を丁寧にご説明しています。あらためて正式な工事のお見積もりを作成してはいるものの、もし、お客様が「今回は応急処置だけでいい」とおっしゃった際には料金をいただかない場合もあるんです。そして、数年後には「やっぱりきちんと工事をしてほしい」とご連絡をくださるお客様が多いんですよ。