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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

敦賀に根差して半世紀
インフラを支える砕石業

 

SDGsもクリアした高品質なサービス

 
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矢部 これまで半世紀、敦賀の方々の暮らしを支えてこられたマルトミさん。御社の強みはどこにあるとお考えですか?
 
富本 まず、砕石生産から土木工事までワンストップで担えることですね。自社でつくった砕石を、さまざまなインフラ工事に活用しています。
 
矢部 そうか、砕石の生産販売から土木工事までセットでサービスを提供できるんだ。
 
富本 さらなる強みは、持続可能な開発目標SDGsの取り組みです。弊社のビジョンは、「限りある資源を活用し、地球と人の未来を創造する」。その理念を形にすべく4つのアクションを実践しています。
 
矢部 興味深いですね、一つずつ教えてください。
 
富本 1つ目は「商品・サービス」です。安心安全かつ迅速で確実な品質はもちろん、除雪や災害といった社会課題の解決も意識しています。2つ目は「環境」。LEDや省エネ設備、エコカー、節水、リサイクルを積極的に取り入れ、環境負荷の軽減に努めています。3つ目は「人権・働きがい」。労働環境や健康に関する相談担当者を確保し、健康診断の実施や有給休暇制度の利用促進も行っています。
 
矢部 環境に配慮した高品質なサービスとともに、働きやすい職場づくりも実行されているのですね。最後の4つ目は何でしょう?
 
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砕石生産から土木工事も手がけ、地域のインフラを支える
富本 「地域・社会貢献」です。自治体との災害対応協定をはじめ、高校への寄付やサッカーチーム支援に取り組んでいます。氣比神宮境内への砂利搬入やチャリティ番組への協賛の実績もありますよ。
 
矢部 素晴らしいお取り組みですね。50年という歴史ある会社でありながら、時代の流れも押さえている。その柔軟さが美しいです。
 
富本 ありがとうございます。これらの目標を達成するために、スタッフとは常にコミュニケーションを取って理念を共有しています。もちろん、安全第一も呼びかけていますよ。巨大な重機を命がけで操作する仕事ですからね。求人でも、確かな技術と経験、覚悟を持った方を採用するようにしています。
 
矢部 マルトミさんが地域で厚く信頼されている理由がよくわかりました。サービスだけでなく技術力集団としても高いクオリティを保たれている。だから、堅固な実績を築いてこられたのですね。