科学的な捜索技術と徹底した伴走で
迷子猫を家族のもとへ返すペット探偵
科学と経験を融合した独自の捜索手法
無事に保護された猫
服部 ええ。当社では10年以上の現場経験と、学術研究やデータ分析を組み合わせた独自の捜索手法“キャットワンメソッド”を確立しています。特徴は、大学などの研究機関が発表した英語の学術論文を原文から直接読み解いていることです。MBAを取得したスタッフや、法科大学院で法律を学んだ私の知見を生かし、研究成果を捜索に応用しています。
濱中 英語の学術論文まで調べているとは驚きました。具体的には、どのような研究を参考にされているのですか?
服部 主に比較認知科学や動物行動学です。例えば、猫が周囲の音や位置関係をどう認識し、記憶しているのか。また、恐怖を感じた時にどのような条件で隠れたり移動したりするのか。そうした研究成果を捜索場所や方法を考える際の参考にしています。
濱中 猫の行動を科学的に考えながら、居場所を絞り込んでいくわけですね。
服部 はい。ただ、現場では聞き取りや目撃情報、足跡など、さまざまな情報が集まるため、何を優先すべきか整理する必要があります。そこで役立つのが、私がロースクールで培った論理的な思考です。情報を分析して仮説を立て、現場で検証し、次の行動を考える。この積み重ねがキャットワンメソッドの核になっています。

暗視カメラに写った迷子猫の様子
服部 まず猫種や来歴、飼育環境、ご家族の誰に懐いているか、地域の野良猫の状況まで詳しくお聞きします。そのうえで現場を検証し、猫の移動先を予測して捜索の動線を設計するんです。この計画づくりを重視していて、ほぼ毎回、私自身が現場に出ています。その後は専門知識や資格を持つスタッフがチームで連携し、捜索を進めます。
濱中 まるで警察の捜査のようです。現場で得た情報によって、次の捜索方法も変えていくわけですよね。
服部 その通りです。例えば、目撃情報があっても、必ずしも探している猫とは限りません。情報をうのみにせず、時間や場所、猫の特徴などを照らし合わせて判断します。こうして情報の重要度を見極め、猫が通る可能性の高い場所を絞り込んでいくんです。現場経験と学術的な知見、そして論理的な分析を組み合わせることで、より精度の高い捜索を目指しています。

