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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

再エネ工事を確かな技術で支え
人と誠実に向き合い信頼を築く

 

率直な報告が安全と信用を守る

 
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狩野 仕事を広げていくうえでは、どのようなことを大切にしていますか?
 
宮下 相手と誠実に接し、任された仕事をきちんと行うことです。ありがたいことに、周囲の方々から新たな取引先をご紹介いただき、先々まで仕事が入るようになりました。以前は、成功している方が「大切なのは運だ」と話すのを聞いても、その意味がわからなかったんです。でも今は、相手ときちんと向き合うことで人とのつながりが広がり、そのご縁が次の仕事を運んでくれるのだと実感しています。
 
狩野 人と人とのご縁を大切に誠実に向き合ってきた結果が、今花開いてきたわけだ。事業が広がる中で、従業員や協力会社と、どのような組織づくりをしているのかも知りたいです。
 
宮下 現在はスタッフ2名と、10社の協力会社で各地の工事に対応しています。私が大切にしているのは、仕事上の問題を誰もが率直に報告できる関係です。失敗を責められると思えば、人は小さな問題を隠してしまいます。しかし、電気工事では、その報告の遅れが事故やお客様からの信用を失う事態につながりかねません。
 
狩野 問題を早く共有できる環境が、従業員の方々の安全と、お客さんからの信用の両方を守ることになるんですね。実際にミスが起こった時には、どのように対応していますか?
 
宮下 先日、従業員が新車をぶつけ、慌てて電話をしてきたことがありました。その時も、まずは落ち着くように伝えたんです。焦ったまま作業へ戻り、脚立から落ちたり感電したりする二次被害のほうが重大ですからね。失敗そのものより、それを隠すことのほうが問題です。きちんと報告してくれたことを受け止め、まず安全を確保するよう伝えました。何でも率直に話せる関係をつくることが、経営者には必要だと思っています。
 
狩野 失敗を責める前に安全を優先し、率直に報告できる関係をつくる。なかなかできることではないですよ。素晴らしいと思います。
 
宮下 ありがとうございます。私は以前、ストレスで仕事に出られなくなり、半年ほど休んだ時期がありました。その間、なぜ自分の周囲で問題ばかり起きるのかを考え続け、ある時、全ての原因は自分にあると気付いたんです。部下に仕事を任せて失敗した時、上司が「事前に伝えたはず」と責任を押し付けるのは間違いです。部下がその仕事をできるかどうかを見極め、時にはフォローしながら、最後まで完了できるよう導くことが上司の役割のはず。それからは、部下だけに責任を負わせず、自分の伝え方や段取りに問題がなかったかを考えるようになりました。
 
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