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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利用者にそっと寄り添う
笑顔あふれる訪問介護

 

一人ひとりの状態に合わせて柔軟に対応する

 
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濱中 福田代表が利用者さんと接するうえで、大切にしていることは何でしょうか?
 
福田 まずは、その方のお話をしっかりと聞くことですね。例えば認知症の方で、受け答えが不明瞭だったり矛盾していたりしても、それをただ頭ごなしに否定するのではなく、いったん受け止めるようにしています。
 
濱中 「こうしてください」と一方的に決めるのではなく、まず相手をよく見て、その方に合わせて対応するわけですね。
 
福田 おっしゃる通りです。介護は決してマニュアル通りに進むものではありません。利用者様の中には会話を楽しみたい方もいれば、一人で静かに過ごしたいという方もいます。同じ方でもその日の体調や気分によって様子は変わりますから、訪問した時にしっかり見て、距離感を考えながら声をかけることが大切ですね。
 
濱中 そのお話は、野球の指導にも通じるような気がしますね。かつては監督やコーチが、選手たちに対して一方的に指示するケースが多くありました。しかし最近では、選手たちが悩んでいるときにアドバイスしたり、選手たちのほうから質問してきたときに答えてあげたりといった、選手たちを見守るような指導方法に変わってきているんです。コーチが自分自身の考えを押し付けるのではなく、まず選手をよく見て、その表情や動きから状態を感じ取り、困った時に示せる答えを用意しておくことが大事だと思います。
 
福田 確かに似ていますね。私たちも一度や二度の訪問だけでは、その方に合う対応はわかりません。何度かうかがいながら、どのような言葉なら安心していただけるのかを探ったり、その方が何を望んでいるのか、今日はどのような気分なのかを考えたりしながら、一人ひとりの特性に合った接し方を見つけていくんです。
 
濱中 一人ひとりの思いや考え方、個性や特徴などを理解するには、日々の小さな変化を見逃さないことが必要ですよね。
 
福田 そうですね。また、一人の利用者様を複数のスタッフが担当すると、それぞれ違う視点で様子を見ることができます。特に認知症の方は、その日によって話し方や体調、症状の現れ方が変わることがありますからね。そこで「今日はいつもよりお元気だった」とか「前回とは違う様子だった」といった気付きをスタッフ同士で共有し、必要に応じてご家族にもお伝えするようにしています。
 
濱中 野球でも以前は複数のコーチがそれぞれ違う意見を言うので、選手が迷うことがありました。でも今は一人の選手にどう接するかをコーチ同士で共有するようにしています。利用者さんへの支援も、スタッフ全員が共有する指針のもとに同じ方向を向くことが重要なのではないかと思います。
 
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