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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「近道なし」の学習塾 一歩ずつ育む確かな学力
学習塾 昇 代表 前田 拡郎

「近道なし」の学習塾
一歩ずつ育む確かな学力

学習塾 昇

  • 代表前田 拡郎
 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 兵庫県三木市・三木駅前の学習塾 昇さんにお邪魔しています。さっそく前田さんのこれまでの歩みをお聞かせください。
 
前田 大学を卒業した私は、祖父・昇(のぼる)が経営する鮮魚の卸売市場に就職しました。ただ、ほかの世界も見てみたいと3年後に転身しまして。小野市の嘱託職員となり教育委員会に配属されました。隣の席の体育の先生のところに、よく卒業した教え子が遊びに来ていて、「先生っていいな」と思ったんです。また、体育の先生が私のことを事務職より「人と触れ合う教師に向いている」とおっしゃったことが、この道に進む大きなきっかけになりました。
 
今岡 前田さんの心に、教育の炎が一気に燃え上がったようですね。
 
前田 ええ、職員を辞めアパレルショップで働きながら大学の教職課程で学び直しました。教員免許を取り、三木市内の中学校で教師になったのが34歳の時です。7年後には加東市の中学へ移り3年間勤務して、2025年4月に独立して当塾を開校しました。
 
今岡 中学校の教員を退職し、あえて塾という道を選んだ理由が気になります。
 
前田 私は、勉強が苦手な生徒や不登校生を支えたいと思って中学の教員になりました。しかし現場では、生活指導やさまざまな対応に追われ、一人ひとりの子どもとじっくり向き合いたくても、その時間を十分に確保できないもどかしさを感じるようになったんです。自分が本当にやりたいのはこういうことではない。もっと子どもたちが楽しく学べる場をつくろう。学校に行くことができない子どももサポートしたいと決意して当塾を立ち上げました。
 
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今岡 前田さんの教育の理想を追い求めてつくった塾なのですね。生徒さんの学年や塾の雰囲気についても詳しく教えてください。
 
前田 当塾の対象は小学6年生から高校生までで、私一人で全教科を教えています。もともと私は英語の教師でして。高校に進学した塾生の親御さんから「英語だけでも引き続き教えてほしい」とご要望をいただいたので、この春から対象学年を広げたところです。なかでも私が力を注いでいるのは不登校生の支援。おかげさまで「学校は嫌だけどこの塾なら行ける」と通ってくれる中学生もいます。最終的には学校に戻ってもらうことが目標ですね。