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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

研究開発36年のプロが 新発想素材で街を緑化へ
株式会社サクマ 代表取締役 佐久間 護

研究開発36年のプロが
新発想素材で街を緑化へ

株式会社サクマ

  • 代表取締役佐久間 護
 
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インタビュアー 村田諒太(元ボクシングミドル級世界王者)
村田 千葉県習志野市で、緑化資材の研究開発を行っている株式会社サクマさん。佐久間社長は前職でも、長期にわたって都市緑化に関する技術開発を行ってきたとうかがっています。
 
佐久間 建設会社の技術研究所で36年間、建築物の緑化、軌道敷の緑化のほか、駐車場の緑化などの仕事に携わってきました。2022年から芝生の代わりに“苔”を使う緑化資材、「モスinパネル」を開発し、事業を展開しています。
 
村田 芝生の代わりに苔ですか? 馴染みがあるのはやっぱり芝生ですが、具体的にどんな違いがあるんでしょう?
 
佐久間 芝生も踏まれたり車両が入り込んだりすると傷むし、終日駐車による日陰で枯れることがあります。水不足や猛暑にも弱いですし、放っておくと芝や雑草が伸びるので維持管理が大変です。一方、使用する苔は高温や乾燥に強く、維持管理が楽なんです。特に「モスinパネル」は踏圧や強風から苔の生育を保護する特許構造が特徴です。既存の駐車場に敷くだけで健全に生育します。苔の活用で管理が楽になることは、前職の頃からわかってはいたものの、実装段階には至りませんでした。独立開業したことで、念願叶ってチャレンジできているんですよ。
 
村田 公園などの芝生でもメンテナンス中と出ていることが多いですからね。私も自然が好きで、時々緑に触れられるようなところに行くようにしています。
 
佐久間 “自然の緑”の癒し効果は科学的にも証明されています。1984年に米国のウルリッチは、胆のう摘出患者の「窓外景観」比較研究を行い、緑の見える病室と見えない病室では、前者のほうが患者の治りが早いことを見出したのです。この事例は「緑化学」に位置付けて伝えたいと思っています。
 
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村田 「緑化学」ですか! 感覚的な扱いの多い緑化を体系的に伝えようとしているのですね。
 
佐久間 実は現在、大学で「都市とみどり」について講義しています。都市緑化の意義や緑化の方法などを体系的にまとめ、なぜ人は自然の緑に癒されるのか、自然の緑をどのようにして都市生活者に還元できるのか、将来、どのように緑化を進めていくのが望ましいか等を教えているんです。独立後、さまざまな分野の専門家やプロの方々と会う機会が増えました。その方々の知識や経験も踏まえて、今後もアイデアを出し続けていきたいですね。
 
村田 頼もしいお言葉です! ぜひ、次世代の若者の心に響く研究開発を行い、実装していってください。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
まだ世の中にないもの、誰かの役に立つもの、喜んでもらえるものを創出する研究・開発の仕事は楽しいですよ。時に苦しいこともありますが、良いアイデアを思いつき、課題が解決された時の達成感はほかの何にも代えがたいですね。
(佐久間 護)
 

:: Company Data ::

株式会社サクマ

〒275-0001 千葉県習志野市東習志野1-13-2

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