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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

事故を防いで社会に貢献
高品質の防滑工事を担う

 

床の安全性を確認できるCSR測定

 
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濱中 ところで、防滑工事というと、床などに滑り止めの加工をされるものと認識しています。ISSHINさんでは、具体的に、どのような施工をなさっているんでしょう。
 
竹内 弊社は国土交通省の認可を受けた協同組合防滑業振興協会の協会員として、高い基準を満たす施工を行っています。例えば「アクアグリップ®」という方法では、タイルや石材の表面に、肉眼で見えない小さな穴を特殊溶剤を用いて拡張させます。これにより、美観を維持しながら滑り止め加工ができるんですよ。
 
濱中 見た目の美しさを損なわずに防滑効果を得られるとなると、クライアントにも満足してもらえそうです。
 
蔦谷 「UVコーティング防滑ウルトラハイグリップ」では、床材の表面に骨材を用いてブツブツした加工を施します。この方法は耐久性にも優れている利点がありますね。
 
濱中 考えてみると、部屋や通路、トイレなど場所によって滑りやすさに違いがありますよね。各所に適した防滑の種類を選ぶイメージでしょうか。
 
竹内 おっしゃる通りです。その際に基準となるのが、滑り抵抗係数を表すCSRという数値です。日本では年間約1万人の方が転倒事故で亡くなっています。事故によって寝たきりの人が増えると医療費の増大につながり、財政に響きます。そこで考え出されたのがCSRなんです。
 
濱中 バリアフリーにも関係する重要な基準なんでしょうね。
 
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滑り測定士がCSRを測定し、書類まで発行
蔦谷 そうですね。CSRは専用機器を用いて測定します。乾いた場所やそうでない場所などで条件を変え、数回にわたり測定し、平均値を割り出すんです。弊社ではこのCSR測定のみの受注も可能でして、公共施設や建設会社、床材メーカーなど多数のクライアント様からご依頼をいただいています。近年は、特に件数が増えていますね。
 
濱中 ますます必要とされている事業であることがわかります。測定後は、どのような流れになるのですか?
 
蔦谷 「ONO・PPSMによる滑り性試験報告書」という書類を発行させていただきます。転倒事故などが起きたとき裁判で証拠として使えるもので、「CSRの数値がこれだけあります。安全性は高いはずです」と明言できます。
 
濱中 なるほど、安全性を“見える化”するんだ。防滑工事の認知度自体はまだ低そうなので、そうやって数字で示すとわかりやすいですね!