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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

光と木の調和が美しい ステンドグラス室内窓
ディアオールド 代表 森山大伸

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 室内窓やステンドグラス窓製作を手がけるディアオールドさん。まずは森山代表のこれまでの歩みからお聞かせください。
 
森山 もともと工務店に勤める会社員として働いていたんですが、ある日、大阪市で古民家カフェを営む女性と出会い、その味わい深い内装を見た瞬間「ものづくりがしたい」という思いが一気に湧き上がったんです。それで会社員をやめ、ユーズド家具のリペアからの製作をスタートしました。新しい挑戦を模索する中で、 インテリア雑誌でチェッカーガラスと呼ばれる凹凸のあるガラスをちょくちょく見かけるようになり「このガラスを使ったインテリアは絶対流行る!」と直感したんです。当時はほとんど市場に出回っていなかったので材料屋さんには「チェッカーガラスなんか売れまへんで」と笑われましたが(笑)、結果的にそのガラスを使った窓が人気になったんですよ。
 
タージン 先見の明がおありでしたね! そうして、家具製作から室内窓にシフトしていくわけですか。
 
森山 はい。ガラスの切り端を捨てるのがもったいなくて、独学でステンドグラスをつくってみたんです。木工と組み合わせてできた小さな窓を見たお客様から「うちにもつくってほしい」とお声をかけていただいたのが始まりでした。
 
タージン お客さんからの要望に応える形で始めた事業だったのですね。
 
おしゃれな空間を演出するステンドグラス
おしゃれな空間を演出するステンドグラス
森山 はい。階段や廊下など暗くなりがちな空間に光を取り入れたいというお客様に室内窓を提案してみたら、「こんな発想なかった」と喜ばれまして。2009年から室内窓を専門に製作するようになりました。当時は部屋と部屋を窓で仕切る発想がなかったんですよ。
 
タージン まさに室内窓のパイオニアだ!
 
森山 今でこそ大手メーカーさんも参入していますが、当時はなかなか目にすることはありませんでした。リフォームや新築のどちらにも合い、光と風を通して空間を広く見せる効果があり、閉ざされた壁に開放感をもたらす。それが室内窓の魅力です。
 
タージン 確かに少し窓があるだけで空気の流れが変わりますもんね。こちらは完全オーダーメイドなのでしょうか?