インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
高祖 私はスイミングコーチや学童保育、フリースクールなど、さまざまな教育の現場で学びを重ねてきました。その中で前職のフリースクールでは、生徒たちが生き生きと学ぶ姿に感動し「もっと子どもたちが自由に学べる場をつくりたい」と強く感じたんです。その後、コロナ禍で不登校の子どもが増える現実を目の当たりにした私は、子どもたちが安心して通える環境を整えたいという思いから、フリースクール開校に至りました。
亀山 一人ひとりに真剣に向き合い、その気持ちを丁寧に受け止めてこられたんですね。だからこそ、子どもたちが自分の発想で学ぶ力を伸ばせる場所をつくりたいと思われたわけだ。
高祖 おっしゃる通りです。当スクールでは古着リメイクや菜園活動、動画制作、ゲーム開発など、子どもたちが興味を持ったことに“部活動”という形で取り組んでいます。自分で考え、手を動かして形にする。その経験が大きな自信につながっています。
亀山 実践を通して学ぶ、体験重視の教育ですね。ドローン事業もその学びの一環になるのでしょうか?
高祖 堺市地域貢献活動(CSR活動等)に参加しており、その一環で堺市内の小中学校等の授業中にドローン体験教育を行っています。操縦や空撮を通して、テクノロジーが将来の仕事にどうつながるのかを体感してもらっているんです。さらに、代理店事業としてロボットやデジタル測定器など最先端機器も扱い、子どもたちが最新技術に触れられる機会を広げています。

高祖 ありがとうございます。将来的には“学び”“仕事”“交流”が共存する複合施設をつくり、保護者がカフェで働きながら、その利益で子どもの教育費をまかなえるような仕組みを構想しています。経済格差に左右されず、誰もが平等に学べる社会を実現したいです。
亀山 自由な発想と実践で、未来を切り開く高祖代表の姿勢に共感しました。教育の枠を超え、次世代を担う子どもたちの可能性を広げていく姿を、私も応援しています!
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の“好き”を信じて行動すること。誰かのためではなく、自分の情熱が原動力となる時、仕事は義務ではなく“生き方”に変わります。挑戦の先にある学びこそが、人生を豊かにする最高の喜びです。
(高祖琢二)