支援の狭間に虹を架ける
放課後等デイサービス

川瀬 お子さんの状態を見れば専門的ケアが必要だとすぐにわかるのに ・・・。制度の枠組みだけで行き場を失うのは、理不尽に感じてしまいます。そうした状況で悩むご家庭は多いのでしょうか?
上原 息子が小学校1年生のときの特別支援級では、14人中4人のお子さんが該当していました。さらに、しわ寄せは昼夜を問わず子どもに寄り添う親に重くのしかかります。親の心に余裕がなければ、子どもに良いケアなどできるはずもなく、子どもにとっても、追い詰められた親の姿を見て育つことは決して良いことではありません。だからこそ、子どもたちが安心できる居場所に加え、親御さんの心も支えられる場所が必要だと強く感じたんです。
川瀬 制度の狭間に該当するお子さんは少数だからといって、後回しにしてはいけない問題ですよね。本当に素晴らしいご活動です。ぜひ、こちらのデイサービスの大きな特徴を教えてください!

川瀬 当事者である上原代表だからこそ生まれた、多角的な視点と発想に圧倒されます。本当に説得力がありますね。
上原 そう言っていただけると嬉しいです。障がいを持ち、いつ何があるか不透明な子どもを見る親御さんは、一般企業に勤めるのは不可能なんです。それに、実務未経験の資格所持者よりも、子どもに特殊なケアをしてきている親御さんのほうが、経験値と安心感が違います。皆様と一緒に、今まで苦しい思いをしてきた子どもたちとご家族が、心から笑える未来をつくっていきます!
川瀬 お話をうかがい、制度の狭間に置かれた子どもたちとご家族の現実や、そこに光を灯そうとする上原代表の強い意志に胸が熱くなりました。今後のご活動を心から応援しています!
「仕事を楽しむ」とは‥
この仕事は「社会貢献につながっている」という充実感がありますね。それに、制度の狭間で必要な支援が受けられない、障がいを持った子どもたちが、当サービスを利用することで笑顔が増えていくと思うと、とても嬉しいですし、楽しみです。
(上原加奈)