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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

250年の歴史を誇る
近江牛の老舗牧場!

 

噛めば噛むほど甘みが出る贅沢な牛刺し!

 
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中川 今日はせっかくですので、ぜひ、亀山さんに私ども自慢の近江牛を召し上がっていただきたいと思っているんです。
 
亀山 もちろん、喜んでいただきます!
 
中川 ――近江牛の牛刺しをご用意しました。まずは、肉のうまみを生で堪能してください。味付けは醤油とわさびをつけるだけで十分です。
 
亀山 それでは遠慮なくいただきます。──これは驚きました。中川代表がおっしゃる通りまったく肉の臭みがなく、噛めば噛むほど甘さが出てきますね。また、とても良質な脂の風味が口の中に広がります。この肉を食べて誰もが笑顔になるのは当然です。
 
中川 同じ肉を少しあぶって召し上がると、また味の変化が楽しめますよ。
 
亀山 それではさっそく試してみます。──いやあ、これはもう最高の贅沢です。ご飯に乗せるとさらに肉のうまみが引き立って、いくらでも食べられます!
 
中川 亀山さんに褒めていただけて本当に嬉しいです。私どもの近江牛の良さを知っていただくには、実際に味わっていただくのが一番ですからね。以前、カニ料理で知られる人気店の方が、カニのシーズンが終わった後のメニューを考えていたところ、中川畜産の肉の評判を聞きつけて試食に来てくださったんです。ブランド牛は全国にあれど、どの肉を食べても脂がしんどいと悩んでいたときに出合ったのがこの近江牛だったようで。1枚召し上がった途端に「これだ」と仕入れを決めてくださいました。
 
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亀山 そうしてまた、中川畜産さんの近江牛のファンが増えたわけですね。この肉に出合えたお店のスタッフさんもお客さんも幸せでしょう。それにしても、近江牛を全国区にし、これだけファンを増やしてきた中川畜産さんの奮闘にはあらためて頭が下がりますよ。
 
中川 ありがとうございます。私の祖父は1951年に近江肉牛協会を立ち上げ、日本中にPRを展開しました。父に続いて、現在は私が副会長を務めています。祖父は飛行機を飛ばして東京の上空から近江牛をばら撒いたり、トラックの荷台に牛を乗せて品川から山手線沿いにパレードし、最後は日本橋の百貨店の屋上で公開競りをしたりと、近江牛の宣伝に余念がないアイデアマンでした。