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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

断捨離®でモノを生かし
自分、人を生かす

 

“引き算”の発想で空間も人生も軽くなる

 
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狩野 断捨離®の中で、特に大事にされている考え方はありますか?
 
義永 引き算の考え方です。私たちは「たくさんモノを持つと幸せになれる」という幻想を抱きがちですが、モノに囲まれすぎることで、本当に大切なものが埋もれてしまうこともあるんです。だからこそ、引き算をして空間だけでなく心にも余白をつくる必要があるんです。その余白が、思考や行動に前向きな変化をもたらしてくれます。
 
狩野 なるほど。義永代表のサポートは単なる片付けではなく、空間デザインと理論、そして哲学が融合した実践的なアプローチなんですね。空間から人の思考や行動習慣にまで働きかける、と。
 
義永 おっしゃる通りです。空間デザイン、断捨離®の理論、そしてその根底にある哲学が融合することで、その方にとって一番心地よく、機能的な空間へと導くことができるんです。
 
狩野 実は、亡くなった父は生前整理を完璧にしていたんです。例えば写真でも、母や私たちと一緒の写真は残していましたが、自分だけの写真はすべて処分していました。つまり、家族が処分に困るであろう品物は全部自分で整理していたんですよ。
 
義永 それは素晴らしいお父様ですね。ご家族への思いやりが深く表れています。なかなかできることではありませんよ。
 
狩野 祖母も生前整理をしていて、最後は自分が着るモノしか残っていなかったんです。自分も見習って、なるべくモノは処分しています。以前は、3年以上着ていない服がずっとクローゼットにあったんですけどね(笑)。
 
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義永 そういうこと、ありますよね(笑)。モノが手放せない背景には、「捨てるのはもったいない」という子どもの頃からの価値観も影響していると思います。しかし、モノを大事にするとは、“捨てない”ことではなく、“モノをちゃんと生かす=実際に使うこと”なんです。使っていないモノは、実は大事にできてないんですよ。
 
狩野 だからこそ、使用していないモノは手放すべきなんですね。その考え方に気付けるよう、義永代表は親身にサポートされているわけだ。企業にも有用なサポートだと思います。断捨離®に課題を抱える企業へメッセージはありますか?
 
義永 会社や事業所の皆様が主体的に考えながら、目に見える場所はもちろん、特にバックヤードや物品庫などを整理整頓できれば、職場環境の改善や作業効率の向上が見込まれ、さらなる成長につながる可能性を秘めています。ぜひ一度ご相談ください。
 
狩野 不必要なモノで溢れると、大事なモノまで埋もれてしまうという考え方に感銘を受けました。心にもポジティブな変化を生む断捨離®が、世の中にもっと広がっていくよう、ぜひ頑張ってください。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
断捨離®は空間や余白を大切にします。それは、空間には何にでも変えられるという「希望」があるからです。仕事においても、余裕を持つこと、余白をつくることが大事だと思っています。気持ちの余裕や時間的な余白があると、希望が生まれますし、新たなチャンスにもつながると思うんです。
(義永直巳)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 オフィス空
■ 所在地 〒604-8103 京都府京都市中京区油屋町89-405
■ 事業内容 断捨離®のサポート/断捨離®に関する基礎講座・セミナー
■ 創業 2024年9月
■ ホームページ https://office-kuu.studio.site/
■ ブログ https://ameblo.jp/nao-danshari/