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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

経験豊かな指導者による  人を育てるピアノ教室
株式会社おとぷちミュージックラボ 代表取締役 西川奈緒美

 
プロフィール 大阪府出身。大阪音楽大学在学中に米国へ短期留学を経験したほか、十数ヶ国を歴訪して知見を広げる。大学卒業後はオーストラリアに渡り、語学を学びながら日本大使館関係者の子どもたちなどにピアノを指導した。帰国後は音楽業界から離れるも再び指導者を志し、ピアノ教室を開校した後、(株)おとぷちミュージックラボを設立。ショパンピアノコンクールinアジア、ヨーロッパ国際ピアノコンクール、ピティナ等の審査員、ピアノ指導者のためのコンサルタントおよびピアノ指導者として30年以上にわたり活躍を続けている。
 
 
 
大阪市でピアノ教室を運営する株式会社おとぷちミュージックラボ。代表取締役の西川奈緒美氏は、幼少期よりピアノに親しみ、数多くの実績を積んできた指導者だ。一度は音楽の道から遠ざかったものの、長年にわたる海外留学や異業種での勤務を経験したのち、再びピアノに向き合うようになったという。その豊富な人生経験を活かし、技術の向上だけでなく、豊かな人間性を育むことを大切にしている西川社長に、仕事への思いを聞いた。
 
 
 

経験豊富なマルチピアノ指導者

 
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インタビュアー 嶋大輔(タレント)
 大阪市天王寺区でピアノ教室を運営する株式会社おとぷちミュージックラボさん。こちらの教室は、JR大阪環状線の桃谷駅から徒歩5分ほどと通いやすい立地ですね。まずは、西川社長の歩みからお聞かせください。 
 
西川 音大在学中に米国に留学したり、さまざまな国を旅行したりして多様な文化に触れました。卒業後はオーストラリアに渡って英語を学びつつ、日本大使館関係者のお子さんたちにピアノを教えていたんです。それから一時期ピアノから離れ、東南アジアの国々で都市開発事業に携わったり、日本に帰国後はエステティックサロンを営んでいた母を手伝うため、エステティシャンの資格を取得して働いたりしていました。 
 
 非常にグローバルなご経歴ですね。その後はどうなさったんでしょう? 
 
西川 ある有名なピアニストの演奏を聞いたことがきっかけで、やはり私もピアノが弾きたいという情熱が再燃しまして。自分自身のレッスンを再開し、その後ピアノ教室も再始動したんです。当初は手探り状態でしたが、徐々にピアノコンクールに挑戦するようになり、生徒たちが全国大会に進み入賞するようになったんです。でも時間が経つにつれ、コンクール中心のレッスン内容に疑問を持つようになり、もっと心を大切に育みたいと“人を育てる教室”を目指すようになりました。その後はそれぞれの感性や個性を尊重しながら、心が豊かになるような指導を心がけています。 
 
 西川社長の多彩で豊かな人生経験が、現在の指導方針につながっているんでしょうね。