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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

山口県初の設備がそろう 屋内型野球練習場
GATE Baseball Field 代表 相良光一

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 本日は山口県山口市にある全天候型屋内野球練習場、GATE Baseball Field(ゲートベースボールフィールド)さんにお邪魔しています。屋内の練習施設は、冬に降雪するような寒いエリアで充実していることが多いです。ですから、暖かいエリアでは設備の整った屋内練習場はまだまだ珍しい存在なんですよね。
 
相良 おっしゃる通りで、山口県で初めての施設となります。私自身、小学校、中学校と野球一筋の毎日を送ってきました。進学先の県立西京高校、九州共立大学でも野球部に在籍し、マネージャーを務めていたんです。
 
亀山 どちらも野球の強豪校として有名ですよね。
 
相良 そうなんです。野球のうまい仲間に囲まれ、高校時代には春・夏ともに甲子園に出場できました。その時の経験が、今も私の軸になっています。年々、「レベルの高い場所で切磋琢磨した経験を活かして、地元山口に恩返ししたい」との思いが高まり、2022年に当施設を立ち上げました。少年野球から社会人チームまで、野球に真剣に向き合う皆さんにご利用いただいています。
 
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亀山 幅広い年代の方が利用されているんですね。今回実際にお邪魔して、すごく広々とした施設だなと思いました。加えて、こちらでは硬式球が使えるとか。今や硬式ボールが使える練習場は貴重な存在ですよ。
 
相良 ありがとうございます。硬式球を使った実践的な練習ができることも当施設の強みの一つです。また、選手の特性を可視化させる3Dトラッキングシステム「ラプソード」も導入しておりまして。このシステムではボールの投球時の回転数・回転軸・変化量、打球時の初速度・角度・方向・回転軸などをデータで示すことができます。投球や打撃フォーム、またトレーニングの方向性などの参考にも活用できますよ。
 
亀山 ラプソードはMLBのすべての球団が導入していますし、日本でも多くの球団が活用しています。指導者の立場から見ても、プロの世界で浸透していた数値化がアマチュアの世界にも広がりつつあると感じますね。