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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

事業再生を通じて 経営者に光を見せる
大久保事務所 代表 大久保元永

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪市北区で経営コンサルティングを手がける大久保事務所さん。まずは、大久保代表の経歴から教えてください。
 
大久保 私は高校の電子機械科を卒業後、通信設備を構築する上場企業に就職しました。ただ、人がたくさんいる大きな組織が肌に合わず、半年で辞めてしまったんですよ(笑)。その後はパソコン販売で起業しました。企業の中でどのように使いこなせばよいのか、パソコンの最適な活用方法をご提案する手法で売り上げを伸ばしましてね。すると、ある方から「それは業務改善に他ならない。経営コンサルタントになるべきだ」とアドバイスされ、転身を決断しました。
 
畑山 なかなかユニークな着眼点とご経歴ですね。さらに、現在の事業内容もよくある経営コンサルタントとは一線を画していらっしゃるとうかがっています。
 
大久保 経営コンサルタント業務の中でも、私が主に取り組むのが、経営不振に陥った企業の事業再生です。経営者の思いや志を汲み取りながら、伴走者として一緒に軌道修正を支援しています。
 
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畑山 私も小さいながら20年以上にわたり会社を経営しています。その間には何度もピンチが訪れました。ですから、行き詰まった経営者の気持ちがよくわかります。大久保代表が、最悪の状態に陥った会社をどのように立て直すのか興味深いですね。
 
大久保 会社の規模や状況によって、方法は変わります。例えば、私がお客様の会社の支配人になり、経営者に代わって一切の業務を代行する手法があるんですよ。法律に基づき支配人を登録すれば、社長は経営の最前線に立つ必要がなくなります。一時的に私が企業を運営し、経営者の肩にのしかかっている重い荷物を下ろしてもらうことで、「今、抱えている問題は大したことがない。あまり深刻に考えない」という気付きを得ていただくんです。