B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

手間暇かけた塗装で
顧客の要望を叶える!

 

コミュニケーションを重視!

 
glay-s1top.jpg
鶴久 ご家族のために一念発起して夢を実現した鈴木代表。でも、もともと塗装のご経験があったとはいえ、足場工事の会社からいきなり独立したのは意外です。勇気が必要だったでしょう。
 
鈴木 おっしゃるとおりで、最初のうちはなかなか信用を得られずお客様も見つかりませんでした。今、振り返るとよくやったなと冷や汗が出ますね(笑)。おかげさまで現在は、工務店さんからの下請けを中心に仕事が増えているところです。お客様のご要望には応えられるだけ応えるのが我々のスタンスなので、塗装だけでなく左官工事などにも対応しているんですよ。
 
鶴久 これは驚きました。どうして塗装職人さんが左官もしてくださるのでしょう。
 
鈴木 私の周りには左官職人や建築デザイナーもいるので、彼らの力を借りればいろいろな工事ができるんですよ。例えば住宅の壁を修繕するときに、左官と塗装を別々の会社が担当するとそれだけ時間と費用がかかります。一方、大武塗装なら一社ですべてに対応できるのでコストを抑えられて、適正価格で工事をご提供できます。トータルで手がけるぶん、業者間のコミュニケーション不足によるミスも減りますよね。
 
glay-s1top.jpg
鶴久 確かに、いくつもの会社が自宅に押しかけてくるとお客さんとしても大変ですよね。でも、1社で複数の工事をこなしてもらえると打ち合わせの時間も、工期も費用も抑えられる。これはありがたいですよ。お客様と接するときに心がけていることがあれば、教えてください。
 
鈴木 最も重視しているのは、お客様や近隣にお住まいの方とのコミュニケーションです。休憩中はできるだけお客様と会話を交わすようにしています。また、工事をしていると近所の方はどこの誰が来ているのかわからず不安になるものです。その不安がクレームの原因になることも多いので、工事の前には「ご迷惑をおかけします」、施工中に顔を合わせたら元気よく「こんにちは」とご挨拶するよう徹底しています。
 
鶴久 それは気持ちのよい対応だと思います。そういう気遣いがあるとお客さんも安心でしょう。
 
鈴木 そうだと嬉しいですね。建築塗装は完成した商品を売る仕事ではありません。現場で職人が手間暇かけて施工した結果が商品になります。ですから技術やスピードだけでなく、何よりも大事にすべきはお客様のご要望を叶えること。これが私の信念です。そうして汚れていた住まいがどんどんきれいになっていく様子を見ると、私たち自身も嬉しくなってくるんですよ。