農業の基本を覆すDOHO STYLE
道法 私は、ミカン農家の跡取りとして生まれたので、迷うことなく愛媛大学農学部付属農業高等学校に進学しました。その後、大東文化大学に入り4年間アメリカンフットボールに明け暮れて、卒業後は本格的に果樹の勉強をしようと思い、広島県果樹試験場で学びました。卒業間近になり「いよいよミカンづくりだ」と思っていた頃、恩師から「広島県果実農業協同組合連合会が、技術員を求めている。受けてみなさい」と勧められ、人生の軌道が大きく変わる分岐点になったのです。そこでは習ったとおり指導していたものの、3年間おいしいミカンができませんでした。次第に「ひょっとしたら、技術が間違っているのでは」と感じるようになり、おいしい果物や野菜が育たない理由を徹底的に研究しまして。そうして発見した栽培方法のポイントが、日当たりはほどほどの日陰で十分、風通しは気にしない、土づくりはしない、肥料は与えない、の4つでした。これがDOHO STYLEの始まりです。
西岡 農業の基本を覆すとても興味深いお話です。ぜひ詳しくお聞かせください!