B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

唯一無二の左官技術で 上質施工を行う職人集団
株式会社SANYU 代表取締役 片葺勇大

 
プロフィール (かたぶき ゆうた)兵庫県出身。左官職人である父親のもとに10代で弟子入り。多彩な現場を経験しながら、左官技術を磨いた。祖父が立ち上げた片葺工業を引き継ぎ、2016年に法人化して(株)SANYUを設立。一般住宅や店舗の左官工事や土間工事だけでなく、高速道路や橋梁、鉄道などの補修工事も手がけて会社を成長させ、2022年には本社を尼崎市西難波に新設した。【ホームページ
 
 
 
建物を建築する際の大事な工程である左官。完全な手作業ゆえに技術の差が顕著に表れ、完成度を大きく左右する。そんな左官の技術を高め続け、多彩な工事を手がけているのが株式会社SANYU(サンユー)だ。代表取締役の片葺勇大氏も「磨き続けている私たちの技は、誰にも真似できないというプライドがあります」と自信をのぞかせる。今回は、そんな片葺社長の歩みから同社の未来についてまで、熱く語ってもらった。
 
 
 

祖父と父から受け継いだ左官職人の技と魂

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 本日は左官工事や土間工事、補修工事などを手がける株式会社SANYUの片葺社長にお話をうかがいます。片葺社長はいつからこの世界に入ったのでしょう?
 
片葺 左官職人だった父のもとに15歳で弟子入りしました。今年2023年で35歳なので、20年になりますね。
 
畑山 お若いけれど大ベテランなんですね。
 
片葺 業界歴は長いものの、左官の技術は奥が深いので、今も常に精進して腕を磨いていますよ。
 
畑山 素晴らしい姿勢だなあ。職人の鑑ですね。SANYUさんの歴史もお聞きしたいです。
 
片葺 船乗りをしていた祖父が1949年に19歳で左官職を始めたのがSANYUの原点です。1985年からは片葺工業を屋号として営業していました。
 
畑山 会社としては75年近い歴史があるわけか。それだけ続いているという事実が、技術の高さを証明していますね。親子3代で左官業というのも素敵です。
 
片葺 父は自身の屋号を掲げて左官業を行っていまして。代替わりした2016年に法人化して株式会社SANYUという社名にしました。会社を設立してからは、私が1代目になります。2022年には本社を尼崎市西難波に新設したんですよ。
 
畑山 代表を引き継いでから、一段と成長しているわけですね。お仕事についてもじっくり聞かせていただきましょう!