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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全身の健康につながる
歯科技工物の製作とは

 
 
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ビフォーアフターの様子
濱中 その通りですね。ただ、その好循環のサイクルは、「何とかしてあげたい!」「治してあげたい!」という真心なしには成立しないんじゃないかな。患者さんへのとてつもない愛情を感じますよ。
 
池本 ありがとうございます。まさにそうで、私たちの仕事は製造業でありながらも医療に通じています。ですので、関わるすべての方に愛情を持ち、手作業の労力を惜しまず取り組んでいます。最近では、咬合のズレが身体に大きな影響を与えることもわかっており、学会やセミナーでも情報を発信しているところなんです。
 
濱中 スポーツ界でもパフォーマンス発揮に、かみ合わせは重要とされています。私の現役時代はそこまで共通認識がなかったので、奥歯がボロボロですよ(笑)。
 
池本 食いしばって頑張ってこられた証ですね。濱中さんの歯の動きをお見受けすると・・・左側でかむことが多いようですね。左肩が凝ったり、腰の右側が痛くなったりすることがあると思いますがいかがですか?
 
濱中 その通りです! そんなことまでわかるんですか!? 特に左の肩凝りがひどくて困っています。こういた慢性的な症状も、噛み合わせが影響するんでしょうか?
 
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池本 そうですね。うまく噛めなかったり、嚙み合わせが良くなかったりすると脳が活性化せず、神経への刺激は乏しくなり、身体のバランスも崩れていきます。噛むことで反射神経のような運動能力、記憶力、判断力、集中力の向上だけでなく、認知症との因果関係もわかっています。なかなかそこまで追求している歯科医師や歯科技工士も少ないかもしれませんが。ある女性の患者様は、全顎的な歯科疾患で拒食症、鬱状態にあり、10年以上悩んでおられました。しかし、患者様を中心に「チーム医療」で治療を続けるうちに改善しましてね。健康と笑顔を取り戻され、新たな人生を踏み出される瞬間に立ち会えた時は何物にも代えがたい気持ちで、歯科技工士冥利に尽きました。
 
濱中 池本代表が、その方の人生をポジティブに変えたんですね。お話をうかがって、歯科技工士さんのお仕事の尊さを実感しましたよ。緻密な世界の作業から、大きな結果をもたらすアーデントラボさん。これからも歯科技工を通して、多くの人を幸せへと導いてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
患者様といかに寄り添えるか、ということです。これまでの生活や、周りの環境、ご家族のことなどを考えると「何とか歯科技工士として役に立てないか?」という気持ちが芽生えてきます。治療をすることで笑顔を取り戻された患者様の表情を見ると、我々も勇気や希望をいただけるんですよ。
(池本政直)
 

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