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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

足場工事のニューカマー 地域と親密に丁寧な作業
白龍建設 代表 白川龍馬

 
プロフィール 千葉県出身。17歳のときに始めたアルバイトがきっかけで建設業界へ足を踏み入れた。仮設足場工事に興味を持ち、本格的に働き始める。18歳で独立して大手の業者からの請け負いで経験を積み、2022年3月、21歳のときに白龍建設を設立し、関東エリアを対象に足場工事を行っている。現在、スタッフ含め6人の中で自身が最年少ながら、経営者として仲間からの信頼は厚い。【ホームページ
 
 
 
外壁塗装・屋根工事・リフォーム・新築などに欠かせない仮設足場工事を手がける白龍建設。どこにも負けない作業スピードと安全管理の両立、現場はもちろん近隣住民への気遣いでも高い評価を受ける業界のニューカマーだ。明るく楽しくいい仕事をモットーに、ハードな作業についてまわる負のイメージを吹き飛ばしている。経験豊富な職人集団を引っ張る白川龍馬代表に、これまでの歩みや日ごろの心がけ、将来の夢について聞いた。
 
 
 

足場を組む早さでは誰にも負けないと気付く

 
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インタビュアー 千葉真子(陸上指導者)
千葉 千葉県柏市に事務所を構える白龍建設の白川代表にお話をうかがいます。失礼ながら、白川代表がかなりお若くて驚きました!
 
白川 2000年生まれです。この業界の経営者としては若いほうで、今一緒に働いてくれているスタッフたちも全員年上の先輩なんですよ。
 
千葉 仮設の足場工事をされている会社とのことで、白川代表はどんなきっかけで今のお仕事と出会ったのでしょう。
 
白川 高校に入学した頃に塗装のアルバイトを始めたんです。家の壁を塗るには、当然ながら足場が必要になります。通常、塗装と足場は別々の業者の仕事ではあるものの、自分で両方できたら儲かるのではと思ったんです。
 
千葉 仕事が2つになれば、確かに売り上げが増えますよね(笑)。それで足場に興味が?
 
白川 はい。実際に始めてみたら、仮設足場工事の仕事にすっかりハマってしまい、17歳で高校を中退して本気で働くことを決めたんです。当初は体力的にかなりきつかったものの、足場を組むスピードには自信がありました。周りの人と競っても負ける気がしなくて、それでだんだん楽しいと思うようになったんです。
 
千葉 早くも適性を見つけたんですね。周りと比べてスピードに自信を付けるあたり、元競技ランナーとしては大いに共感しますよ(笑)。