足場を組む早さでは誰にも負けないと気付く
白川 2000年生まれです。この業界の経営者としては若いほうで、今一緒に働いてくれているスタッフたちも全員年上の先輩なんですよ。
千葉 仮設の足場工事をされている会社とのことで、白川代表はどんなきっかけで今のお仕事と出会ったのでしょう。
白川 高校に入学した頃に塗装のアルバイトを始めたんです。家の壁を塗るには、当然ながら足場が必要になります。通常、塗装と足場は別々の業者の仕事ではあるものの、自分で両方できたら儲かるのではと思ったんです。
千葉 仕事が2つになれば、確かに売り上げが増えますよね(笑)。それで足場に興味が?
白川 はい。実際に始めてみたら、仮設足場工事の仕事にすっかりハマってしまい、17歳で高校を中退して本気で働くことを決めたんです。当初は体力的にかなりきつかったものの、足場を組むスピードには自信がありました。周りの人と競っても負ける気がしなくて、それでだんだん楽しいと思うようになったんです。
千葉 早くも適性を見つけたんですね。周りと比べてスピードに自信を付けるあたり、元競技ランナーとしては大いに共感しますよ(笑)。