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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

魚を活用した新しい農法で 地域の活性化をめざす!
株式会社N's Plus 代表取締役 中村明美

 
プロフィール 栃木県出身。学業修了後、橋梁などを手がける建設会社に就職。28年勤め、技術研究所の事務、工場の業務担当、現場でのIT化推進など幅広い業務を経験した。業務で出合った有機水耕栽培システム「アクアポニックス」の可能性に惹かれ、一念発起して独立。(株)N's Plusを立ち上げた。現在は、福祉や教育現場へのアクアポニックスの導入や、地元生産者と連携したこだわりの野菜でつくる野菜ブーケ「ベジブーケⓇ」のクリエイターとして事業に注力している。【ホームページ
 
 
 
魚を飼育する水槽の上で野菜や果物を育てる。そんな夢のようなシステム「アクアポニックス」を広めようと奮闘しているのが、株式会社N's Plus(エヌズプラス)の中村明美代表取締役だ。彼女を突き動かす原動力は、「地元の栃木県を活性化したい」との熱き思いと、「事業を通じて子どもたちの豊かな成長に貢献する」という強い使命感。今回はアクアポニックスの仕組みと、その大いなる可能性について語ってもらった。
 
 
 

インテリアにもなるアクアポニックス水槽

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 株式会社N's Plusさんは、アクアポニックス事業を中心に「ベジブーケⓇ」という野菜ブーケのクリエイターとしてイベント活動を行っているそうですね。アクアポニックスという名前は初めてお聞きしました。一体どのようなものなのでしょう?
 
中村 アクアポニックスとは、魚と野菜を一緒に育てる、持続可能な有機水耕栽培です。実際に弊社の水槽をご覧ください。
 
宮地 魚が泳いでいる水槽の上に、さまざまなお野菜やフルーツの苗木が並んでいますね! これはパセリにバジル・・・あ、イチゴもありますね。かわいいし、何よりおしゃれ!
 
中村 こちらの水槽は、機械的な感じを出さずに、年齢や性別問わず楽しめるようデザインにこだわりました。
 
宮地 LEDライトの照明ですごくきれいだし、見ているだけで癒やされちゃいます。ずっと見ていられそう(笑)。インテリアにもぴったりですね。
 
中村 ありがとうございます。ご自宅はもちろん飲食店やオフィスのインテリアや癒しアイテムをイメージしました。
 
宮地 水耕栽培って、無機質なイメージだったので驚きました。都市型のスマートさとおしゃれさは、女子が好きなやつです(笑)。魚の飼育と野菜の栽培を同時に楽しめるのも素敵ですね。