B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

過去を整理し更地に戻す 解体工事で思いを汲む
株式会社壮雲建設 代表取締役 髙篠史哉

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 山田勝己(タレント)
山田 埼玉県鶴ヶ島市を拠点に解体工事を手がける株式会社壮雲建設さんは、今年2023年1月の創業とうかがっています。まず事業内容を詳しくうかがっていきましょう。
 
髙篠 弊社は解体工事全般を請け負っており、木造や鉄筋コンクリートの建築物解体をはじめ、内装解体、スケルトン工事のほか、カーポートや物置、小屋、蔵などあらゆる解体に対応しています。特に木造物件が得意ですね。5Sといわれる整理・整頓・清掃・清潔・しつけを徹底して取り組んでいますよ。
 
山田 非常に信頼できる会社という印象です。ちなみに、髙篠社長は2023年現在24歳だとか。どういういきさつで若くして起業なさったのか、とても興味があります。
 
髙篠 もともとニッカポッカに憧れていて、中学3年生から親の知人の解体業者さんの仕事を手伝い、高校時代もアルバイトをさせていただいていました。その後、一度は解体業で個人事業主になったものの、考えるところがあり、有名な解体会社に就職したんです。というのも、現場作業に自信があったとはいえ、営業や経理などは知識がありませんでした。そこで、さまざまなノウハウを得るために、現場管理を行う企業に就職したんです。
 
glay-s1top.jpg
山田 なるほど、独立を見据え、必要なスキルを習得すべく就職したんですね。
 
髙篠 はい。1年ほど勤務し、ノウハウを身に付けて起業しました。勤めていた会社の社長さんも応援してくださり、今も良いお付き合いをさせていただいています。ちなみに社名は、四字熟語「壮士凌雲」から付けました。雲をしのぐ高い志という意味が、ぴったりだと感じたんです。
 
山田 高みを目指す姿勢が素晴らしいです。それにしても、解体業で独立起業となると、機械を自前で揃える必要が出て高くつきますし、作業自体がハードでしょう? そのバイタリティは、どこから湧いてくるのですか?