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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

木の温もりが感じられる 創作チェアや玩具を提供
ワオウッドワークス 代表 庵原和夫

 
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インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
鶴久 静岡県浜松市でオリジナルの木工製品を製作・販売されているワオウッドワークスさん。庵原代表はもともと、デザイナーだったそうですね。
 
庵原 はい。工業高校の機械科を卒業後にデザインの仕事に就き、広告代理店等のパンフレット制作にグラフィックデザイナーとして携わっていました。その当時から日曜大工が好きだったこともあり、プライベートでいろいろなものづくりをしていたんです。
 
鶴久 機械科を卒業して就職後も、ものづくりを続けて手仕事の技術を磨かれていたと。それを職業にしようと思われたきっかけは何だったんですか?
 
庵原 友人に玩具のデザインを依頼されたのがきっかけでした。その後、乳幼児用品専門店が主催したコンテストのおもちゃ部門で私の作品が最優秀賞を受賞したんです。それで、2005年から本格的に今の仕事をスタートしました。現在はこのような、動物の顔が背もたれになった椅子などをつくっています。
 
鶴久 かわいらしいデザインですね! 無垢の木の温もりが感じられますし、木目の違いによって、いろいろな表情を見せてくれるところも味があります。
 
庵原 ありがとうございます。他にも、全国の神社から依頼されてオリジナルデザインの絵馬も製作しています。また、玩具づくりもご依頼があれば対応いたしますよ。実は将来的には、玩具と絵を素材にしてお母さんやお子さんが会話をしながら自由に物語を展開する、「お話づくり」ができるようなものを提供できればと考えているんです。
 
鶴久 子どもの自由な発想が生かせそうで、おもしろいです。
 
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庵原 知育に役立つような玩具を押し付けるよりは、自分の感性で新しい遊びを創出できる“素材”になるようなものを提供していきたいです。私自身が「仕事だから」という考えではなく、時間があるときに暇つぶしの延長のような感覚で、夢中になって手を動かす中で、オリジナルの製品を生んできました。その結果としてお客様からご依頼をいただけているので、同じように子どもが夢中になるための素材を与えられたらいいなと思います。
 
鶴久 庵原代表は自然体でものづくりをされて、結果として形になったものが世間から求められるという、ものづくりの醍醐味をよく知る方だと思いました。これからも心のままに製品をつくり続けてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
夢中になって手を動かしているときの感覚が、とても心地よいですね。
(庵原和夫)
 

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