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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人と人とが出会う場所
オーダースーツの洋品店

 

人と人とが“会う場”にしたい

 
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阿部 スーツのオーダーメイドをお客さんに提案するうえで、寳住代表がこだわっている部分はなんでしょうか。
 
寳住 やはり何と言っても、お客様とコミュニケーションを取りながら形にしていくことですね。お客様にどんなスーツを、どんな場面で着たいかを想像していただき、そのご要望をヒアリングして、お客様が理想とするスーツをつくりあげていくのがベストだと考えています。また、オーダーメイドの方法にも、一から型紙を起こす場合などさまざまな方法がありまして。当店では、あらかじめいくつかのサンプルをご用意してお客様に試着していただきながら採寸して、実際のスーツに仕立てていくという方法を取っています。
 
阿部 ベースとなるものを用意しておいて、そこからお客さんそれぞれに合わせて調整していくわけですね。
 
寳住 おっしゃる通りです。やはり、洋服は実際に着てみなければ、着心地がわからない面もありますからね。ある程度、実際に着用した状態をイメージしていただき、そこからご要望に応じて細かい調整を加えていくことで、お客様の理想とするスーツを形づくっていけると考えています。
 
阿部 こちらではセレクトアイテムも取り扱っておられるということで、店内には女性向けの商品も並んでいますよね。レディースのスーツもオーダーメイドしていただけるんでしょうか?
 
寳住 はい。レディースにも対応しております。もともとレディースブランドに携わっていましたから、これまで積んできた経験や強みを活かしながら商品をご提供しています。レディースのセレクトアイテムについては、オフの日のファッションに取り入れることで気分が晴れやかになるような国内外のブランド品を取りそろえております。そして、メンズはオーダースーツなどテーラードクロージングを中心に、それらに合わせたシャツやインナー、ネクタイといったアイテムをご用意していますよ。
 
阿部 男性だけでなく、女性もワクワクするようなラインナップになっているんですね。ところで、Auba Jaconelliという店名は、人の名前のような響きを感じさせます。どんな意味が込められているのかぜひ教えてください。
 
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寳住 Aubaは「会う場」、つまり、人と人とが出会い、交流する場という意味をローマ字にしたものなんですよ。また、Jaconelliは、私が好きな映画にほんの少しだけ出てくるカフェの店名から拝借しています。阿部さんのおっしゃるように人の名前のような、日本人にはあまり聞き馴染みのない響きだからこそ、印象に残るのではないかと思い名付けたんです。
 
阿部 そのまま“会う場”という意味だったんですね。それにお好きな映画から引用なさっているところからも、随所にこだわりが見えて本当に素敵だと思います!