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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域密着のお助けマン!
不用品回収など広く展開

 

高齢者などが気軽に相談できる会社を目指す

 
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名高 さまざまな職種からまちづくり事業を経て、地域住民のお悩みごとに応えていたら、ワラシナ商会の設立に至ったと。今までの流れがよくわかりました。何年くらいやられているのでしょう。
 
藁科 今年2022年の現時点で私は39歳なので、かれこれ10年くらいです。最初の5年ほどは妻と二人三脚でやっていました。今は地元のスタッフたちと協力しながら会社を運営しております。
 
名高 日本は高齢化が進んでいるので、さまざまなご相談がありそうです。静岡県沼津市という地域性はどうですか?
 
藁科 この町も同様で、高齢化は急速に進んでいます。私には沼津出身だからこその使命感もあって、困っている高齢者の助けになれたらとの強い気持ちがあります。孤独死など、いろいろな現場も見てきました。問題があっても相談しづらく、逆にしたくても頼み方がわからない。結局ひたすら我慢している高齢者が多い、そんな現実に気が付いたんです。
 
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名高 人に迷惑をかけないようにと、1人でじっとしている高齢者は少なくないと思います。今年の夏も猛暑でした。エアコンがない高齢者宅での熱中症による事故も、毎年のように起きていますし・・・。
 
藁科 ええ。まずは何でも気軽にご相談をいただけると嬉しいです。若いうち、体力のあるうちは日常作業であっても、体力が低下して足腰が弱ってきたら日常が非日常に変わります。誰しも日々当たり前のことが急に非日常になってしまうんです。年を取るのは誰もが平等に経験していく人の宿命ですので、手と手を取り合って地域で支え合いながら生きていける環境づくりに尽力したいです。
 
名高 まだお若いのに素晴らしいお考えだ。地域にワラシナ商会さんのような会社があることで、多くの高齢者が心強く思っているでしょう。
 
藁科 ありがとうございます。ただ、高齢者のみなさんは我慢強く、まだまだ人に支援を依頼することを敷居が高く感じている方が多いように思いますね。ですから、もっと手軽に気軽にご依頼をいただけるような会社に成長できるよう精進します。