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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

悲しみの中にも笑顔を
エンゼルケア専門納棺師

 

遺族が新しい日常に踏み出すための儀式

 
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八重樫 納棺師を知らない人も多いですし、遺族の死に対して、突然のことでどうしたらいいのかわからず、葬儀社にすべてお任せというケースもよく耳にします。
 
宮崎 そうなんです。ほとんどの方は突然身近な人の死に直面したとき、葬儀の手順はもちろん、気持ちの持っていき方もわからず戸惑ってしまうものです。そのため、葬儀社に「こういうものですよ」と言われるがままに葬儀を終え、もやもやした気持ちが残ってしまうケースもよくあるんです。しかし、本来葬儀とは、ご遺族が故人様ときちんとお別れし、気持ちに区切りをつけて新しい日常に踏み出すための儀式。にもかかわらず、納得できないまま、いつの間にか終わってしまっては、新しい日常に踏み出すのは難しいと思います。酷い場合はうつ状態になってしまう方もいますし、もう一度葬儀をする、いわゆる「弔い直し」をするケースもあるんですよ。
 
八重樫 そうならないためにも、ご遺族の気持ちというとても重要な部分にまで寄り添ってくれるのが納棺師なんですね。
 
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宮崎 はい。私は葬儀の主人公である故人様を生前に近いお姿で見送ることは、ただ単にご遺体を美しくするだけではなく、そうすることでご遺族の気持ちをほぐして差し上げられると信じているんです。人は気持ちがほぐれると「悲しい」「辛い」「寂しい」などの感情を表に出せますからね。気持ちを整理して葬儀に臨めるような時間と雰囲気をつくるのが納棺師の役目だと考えています。
 
八重樫 そこまで寄り添ってくださるとは感激です。生前に近い姿を前にして、丁寧にお見送りできれば、気持ちにも区切りがつけやすそうですからね。私の実家は東日本大震災のときに被災し、沿岸のほうの知人や友人も大変な目に遭いました。そして、復興支援をする中で多くの人が口にしていた「残された俺たちは・・・」というフレーズがとても印象に残っているんです。宮崎代表のお話をうかがって、復興支援は亡くなった方の分まで頑張ろうという気持ちを抱いて、残された自分たちができることに心を尽くすことだと気付きましたよ。
 
宮崎 そうだと思います。「人は2回死ぬ」と言いますよね。命が尽きたときと人々の記憶から忘れ去られたときです。でもそうなってはいけないんです。八重樫さんが震災で亡くなられた方たちの魂や信念を受け継いで後世に伝えていけば、どんなに時間が経っても忘れ去られることはないと信じています。
 
八重樫 今日は生と死について深く考えさせられました。お話をうかがってきて、宮崎代表が人一倍強い使命感を持って取り組んでいらっしゃると感じました。納棺師という職業をもっと広く知ってもらえるように、これからも頑張ってください。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
楽しめなければ、仕事ではないと思います。そのためには、自分に素直になって、妥協せずやりたいことをできる環境づくりをしていく。そうしてこそ、仕事で最大限にパフォーマンスを発揮できると思います。
(宮崎敦志)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 えんたま/みやざきメイクLaBO
■ 所在地 〒183-0023 東京都府中市宮町3-12-8
■ 事業内容 エンゼルケアサービス/ご遺体総合ケアサービス
■ 創業 令和2年8月
■ ホームページ https://minnano-entama.com
 
 
 
 

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