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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の気持ちを大切に 満足と感動の塗装を提供
武田塗装興業株式会社/塗福神 代表取締役 武田雄也

 
プロフィール 福島県出身。高校中退後、建築塗装の親方に出会い弟子入り。見聞を広げるべく別の親方のもとでも学び、一人親方として24歳で独立。その後2017年に法人化して、武田塗装興業(株)を設立した。きめ細かに行う住宅や店舗・アパートなどの塗装・防水工事が主な事業。信頼できるスタッフと共に、顧客が心から納得し、満足できるサービスに徹している。【ホームページ
 
 
 
福島県郡山市で2017年に船出した武田塗装興業株式会社。武田雄也代表取締役は「自分らしくお客様のためになる塗装をしたい」という思いで一念発起し、起業。有言実行、誠心誠意をモットーに技術と行動で会社を成長させてきた。顧客の住まいを自分の家だと思って塗装し、きめ細かいサービスやアフターケアを提供する。武田社長は今後について、「福祉施設の方々に、塗装を通じて何か喜んでいただけるような取り組みを行っていきたい」と社会貢献への意欲を燃やしていた。
 
 
 

自分らしい塗装をしようと決意し24歳で独立

 
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インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 福島県郡山市を拠点に躍進中の武田塗装興業株式会社さん。「塗福神」という屋号で住宅や店舗・アパートなどの塗装・防水工事を手がけていらっしゃるそうですね! まずは、武田社長が塗装業界で独立するまでの奮闘ぶりを教えていただけますか。
 
武田 私は高校中退後、建築塗装の親方に拾っていただいて弟子入りしました。そしてすぐに、「この仕事をいつまでも続けたい」と思うようになったんです。もっと広い世界を見るため別の親方の下でも修業を積み、塗装業界に入って以来、2022年現在で16年が経ちました。
 
吉井 16年となると、もうベテランの域に達していますね! 武田社長は、もともと独立心が旺盛だったのでしょうか。
 
武田 そういうわけでもありません。現場で働いているうちに「いつまでも人に使われていると、お客様に自分らしい塗装をご提供できない」という思いが芽生えてきたんです。そこで、一人親方として独立したのは24歳のときでした。周囲からは「まだ早い」と言われたので、絶対に見返してやるという気持ちでがむしゃらに頑張りましたね。
 
吉井 実際、24歳での独立はかなり早いですよね。独立した当時の状況はいかがでしたか。
 
武田 最初のうちは自分で仕事を取ることができず、他社の下請けや手伝いばかりの毎日でした。それでは大した売り上げになりませんし、何よりも直接お客様とふれあったり、自分なりのプランをご提案したりすることができず、元請けの会社に言われた作業をこなすことしかできなかったのはつらかったですね。それでも現場で実力を示して信頼を積み重ね、私についてきてくれる職人も増えたことで、2017年に弊社を設立することができました。
 
吉井 さまざまなご苦労も乗り越えてこられたんですね。でも、お聞きしている限りではとても順調に歩んでこられたようにも感じますよ。
 
武田 いやあ、法人化後も大変な時期は続きました。というのも、私は口下手なものでして(笑)。弊社は個人のお客様と直にお付き合いすることをポリシーにしているものの、営業が苦手な私は、当初はなかなかご契約をいただくことができず苦労しましたね。