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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客と信頼しあえる関係
親身に寄り添う美容室

 

店長に就任後、まさかの大震災に見舞われる

 
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吉井 独立されるまでの経緯がよくわかりました。それにしても、木村代表が厚木市の美容院で店長に就任されたのは、ちょうど東日本大震災が起こる直前の時期ですよね。ご苦労されたことも多かったのではないでしょうか。
 
木村 実は結構大変でした・・・。というのも、先ほど申し上げたようにオープンしたのが2011年の2月だったので、翌月に東日本大震災が起こったんです。これから頑張ってお客様を増やしていこうという矢先に、ひどい停電になったり、動きも制限されたりと、どん底からのスタートでしたよ。
 
吉井 あの時はいろんな物事がストップして大変でしたからね・・・。お察しします。予約してくれていたお客さんには、来ることができなくなってしまった方もいたでしょう。
 
木村 そうなんです。せっかくご予約いただいたのに、やりきれなかったです。自信も打ち砕かれましたが、そこで落ち込んでばかりいられません。とにかく今できることをやろうと、スタッフたちとチラシ配りを始めましてね。数駅先まで出向いて、業者は一切使わず、自分たちで地道に宣伝したんです。すると、ようやく2ヶ月目ぐらいから効果が現れまして。「チラシを見て気になったから」と来店してくださる方が少しずつ増えていきました。当時は一人で涙を流したこともありましたが、この時にみんなで団結して努力したことは成長につながる貴重な経験になりましたし、自分の人生にとって大きな財産となっています。
 
吉井 素晴らしいですね。オープン後は辛い時期ではあったものの、それを乗り越えられたのは、やはり木村代表の温かいお人柄があったからこそだと思います。独立されてからはいかがでしょう。
 
海老名市の美容室iru hairの外観
ベテランスタッフがマンツーマンで対応する美容室iru hair
木村 ありがたいことに、当店をオープンしてからは来店してくださったお客様が友人知人の方に広めてくださるなど、口コミのおかげもあってお客様が増えていきました。加えて、独立前に都内で働いていた頃にお付き合いがあったお客様も来てくれるようになり、嬉しかったですね。
 
吉井 都内から海老名までわざわざ来てくれると嬉しいだろうなぁ。少し遠い場所だったとしても、一度信頼できる美容師さんに出会えると、やっぱり通いたくなるもの。それだけiru hairさんが頼りにされている存在であることがよくわかりますよ。