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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

野球の道からの開拓者
スタッフ全員を主人公に

 

常識や固定観念にとらわれない多角化経営

 
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今岡 御社が多角化経営に至った背景には、独自の強みや特色もあるはずです。それらはどういった点だとお考えですか?
 
久保田 仕事と仕事、人と人をつなげていくなど、人の得意なものを活かせるところが強みかもしれません。弊社は障がい福祉専門に特化した不動産業を展開しています。障がい福祉事業はかなり特殊で、偏見を持っている大家さんも多いのが実情で、物件を探すのは大変です。だからこそ、物件探しに困っている福祉事業者様はかなり多いです。ですので、実は不動産事業と福祉事業はとても相性が良いんですよ。
 
今岡 なるほど、具体的にはどういった内容なのでしょう。
 
久保田 私どもは6棟ほどの自社ビルを運営しており、空ビルを狙って購入しています。それを自社でリフォームし、自社事業への賃貸で回しているんです。自社ビルのうちの一棟は、子どもから大人まですべての人のためになる施設づくりを目指しました。1階は訪問看護ステーション、2階はパーソナルジム、3~4階は就労継続支援B型、5~7階はグループホーム、といったつくりです。1階には訪問看護Cafe NINE(カフェ ナイン)も併設していて、障がいのあるお子様の親御様や、介護で悩んでいる方などが、普段気になる悩みを気軽に看護師さんなどに相談できる場所を考えました。また、就労継続支援に来る利用者のご家族にはパーソナルジムを無料で開放するなど、自分たちができることを常に考えて実行しています。
 
今岡 ものすごく画期的ですね! ありそうでない事業ですよ。御社が多角的に事業展開されている大きな強みがあるからこそ、そういった複合的な要素を持ち合わせている場所をつくれたんだと思います。
 
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久保田 ありがとうございます。最近のCafe NINEは、妊娠中の新型コロナワクチン対応についての質問など、コロナ関係のご相談が多いですね。
 
今岡 素晴らしい試みです。そういったカフェも、スタッフさんの夢だったのですか?
 
久保田 Cafe NINEは私の思いから発展したもので、児童発達支援をスタートさせたときに、深刻に悩んでいる親御さんと数多く出会いました。たまたま弊社には、看護師や理学療法士、臨床心理士といった専門知識を持っているスタッフが在籍しているので、お互いに気軽に話せる場を提供したいと思ったことが始まりだったんです。