B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

金融リテラシーを高め 豊かな人生をサポート
合同会社First Place 代表社員 中村剛 望月未来

 
プロフィール 中村剛 兵庫県出身。証券会社に勤めた後、IPOを目指すグループの金融商品の仲介業務などを手がける会社に転職。証券のコンプライアンス業務のほかに法務や財務、労務を担当し、執行役員まで勤め上げた。2021年、(同)First Placeを設立。
望月未来 東京都出身。共同代表を務める中村氏と同じ証券会社に勤務し、中村氏に引き抜かれる形で金融商品仲介業者へ転職。富裕層の顧客向けに資産運用コンサルティングなどを担当するも、中間層や学生向けに投資教育を行うため、中村氏と共同で(同)First Placeを起業した。
ホームページ
 
 
 
資産形成や投資にまつわるコンサルティングを手がける合同会社First Place(ファーストプレイス)。代表社員の中村剛氏と望月未来氏は、日本の金融リテラシーを向上させ、富裕層だけでなく誰もが自身の人生のために投資へ取り組めるよう、同社を立ち上げたという。大学での講義など、若者への金融教育も行う二人。お金に対する不安を、将来へのワクワクに転換したいという両代表に、仕事へかける思いを聞いた。
 
 
 

金融教育を通じ、投資のハードルを下げたい

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪市中央区を拠点にファイナンシャルプランニング事業などを手がける、合同会社First Placeさん。中村・望月両代表にお話をうかがいます。お二人はどのようにして出会ったのでしょう?
 
中村 もともと私と望月は同じ証券会社に勤めていたんですよ。私も望月もその後、金融商品の仲介業務などを行う会社に転職し、富裕層のお客様向けに資産運用コンサルティングなどの業務を行っておりました。ただ、これからは金融教育を通じて中間層のお客様や学生さんの投資サポートをしていきたいと考えるようになりまして。そこで望月と共に2021年に、弊社を立ち上げたんです。
 
濱中 なるほど。お二人とも、もっと幅広い層の役に立ちたいという共通の思いがあったわけですか。ところで、私は投資という言葉を聞くだけでどうしても「難しそう」と及び腰になってしまいます。投資を始めてみたくても、踏み出せないという人も多そうですよね。
 
望月 確かに金融用語を目にすると、それだけで尻込みしてしまうと思います。十分な知識がないまま投資にのめり込んでしまうと、そのぶんリスクも生じますしね。ただ、アメリカのように金融教育を充実させている国では、人々の間に「投資は当然の行為」という感覚が浸透しているんですよ。正しい知識に基づく投資は恐れるものではない、という認識を日本の皆さんに持っていただけるよう、私たちも事業に邁進しているところです。