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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利用者の思いを尊重した 訪問看護を提供する
合同会社リュース/エール訪問看護リハビリステーション 代表社員 根木清美

 
プロフィール 奈良県出身。幼少の頃から看護師になることを目指し、看護学校に入学する。卒業後は病院に勤務し、約10年看護師としての経験を積んだ。やがて利用者の自宅へ出向いていく訪問看護の仕事が自身に向いていると考え、訪問看護ステーションに転職した。その後、2015年に(同)リュースを設立。エール訪問看護リハビリステーションの運営を行いつつ、在宅ターミナルケアの取り組みに力を入れている。【ホームページ
 
 
 
人生の最期を自宅で迎えたいと考える人の数は、日本人の約8割に上るという。しかし、実際に自宅で最期を迎えられる人は、全体の約2割に限られてしまう。そんな中、在宅でのターミナルケアに注力しているのが、合同会社リュースが運営するエール訪問看護リハビリステーションだ。代表社員の根木清美氏は、利用者自身が望む最期を迎えられる体制をつくりたいと語る。そんな根木代表に、取り組みにかける熱い思いを聞いた。
 
 
 

子どもの頃の夢を叶え、看護師の道へ

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 本日は、奈良県磯城郡田原本町でエール訪問看護リハビリステーションを運営する、合同会社リュースの根木代表にお話をうかがいます。根木代表はもともと訪問看護のお仕事をなさっていたんですか?
 
根木 いえ、最初は病院に勤務していたんです。子どもの頃に見たテレビアニメの『キャンディ キャンディ』に憧れて、看護師になるのが夢だったんですよ(笑)。それで看護学校に進み、卒業後に病院に就職しました。
 
タージン 子どもの頃からの夢を見事に叶えたわけですか。その後の歩みもお聞かせください。
 
根木 それから、10年ほど病院の看護師として勤務しました。ただ、一日中建物の中で過ごすより、病院から出て利用者様のご自宅におうかがいする、訪問看護のほうが自分自身に向いていると感じ、この業界に入ったんです。そして、2014年に弊社を立ち上げました。
 
タージン なるほど。お宅に訪問するという勤務スタイルが適していたんですね。それでは、現在のお仕事についても詳しくお聞きしていきましょう!