B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大理石のケアもお任せ 匠のハウスクリーニング
有限会社クリーンアート 代表取締役 藤田恵二

 
プロフィール 家業の建築業で建物や資材に関する知識を身に付ける。その後、ハウスクリーニング業が世間でもほとんど知られていなかった1990年代半ばに、兄と共に(有)クリーンアートを立ち上げる。現在は業界歴20年を超え、幅広い知見を活かした施工で顧客からの信頼を獲得。大手企業との取引実績も豊富で東京からの出張依頼も多い。将来的には全国展開を視野に活動を行っている。【ホームページ
 
 
 
年々成長を続けるハウスクリーニング業界。市場の需要が拡大する反面、集客に苦しみ経営難に陥る業者も多いのが実情だ。そんな中、20年以上事業を継続し、大手企業とも多数の取引実績を誇る有限会社クリーンアート。設立当初はハウスクリーニング自体がほとんど認知されていなかったという。未知の業界に挑み、事業を成長させ続けてきた同社代表取締役・藤田恵二氏に、これまでの歩みや仕事のこだわりをうかがった。
 
 
 

ハウスクリーニング業界の黎明期に会社設立

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 有限会社クリーンアートの藤田社長は、ハウスクリーニング業界歴20年以上だそうですね。お掃除のプロにお会いできると聞いて、楽しみにしていました!
 
藤田 ありがとうございます。私が会社を立ち上げたのが30歳の頃です。昨年2021年で53歳なので、23年経つか経たないかといったところですね。
 
吉井 20年ほど前というと、ハウスクリーニング自体あまり知られていなかった気がします。どういった経緯で会社を立ち上げられたのでしょう?
 
藤田 もともと家業が建設業だったこともあって、私と兄は当時、建設関係の仕事をやっていたんです。ところが、私が30歳くらいのときにバブルが弾けましてね。建設の仕事は一度建ててしまったら終わりですし、「このままでいいのかな」と、ふと考えたんです。
 
吉井 90年代半ばくらいのことでしょうか。
 
藤田 そうですね。これからの時代は定期的に受注できるような仕事のほうがいいのかもしれないと思っていた頃、ハウスクリーニングの仕事が世の中に出て始め、足を踏み入れたという経緯です。
 
吉井 そんな黎明期に業界に飛び込まれるとは、勇気あるご決断でしたね!