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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

特許取得のフート弁で 製造業のインフラを保つ
スリーエム工業株式会社 代表取締役社長 奥野秀郎

 
プロフィール 大阪府大阪市出身。大手ハウスメーカーで個人住宅の営業職を担当。29歳のときに、妻の父親が経営するスリーエム工業(株)に入社した。その当時は商社的な事業活動を主としていたが、価格競争など変動する業界の波に対応するために自社製品の開発に着手。2013年にはテクニカルセンターを設立した。また、2018年には地上型フート弁を新開発し、特許を取得。海外も視野に販売網を拡大している。【ホームページ
 
 
 
血液の逆流が人命に関わるように、配管内の液体や気体の逆流も工場を危険にさらす。だからこそ血管でいう弁の役割を果たすバルブの存在意義は重い。そのバルブに携わり、創業50年の歴史を誇るのがスリーエム工業株式会社だ。特に自社開発した地上型フート弁は、製造業の現場から高く評価されている。さらなる開発や海外進出など挑戦を続ける同社を率いるのは、「会社員の感覚を大事にしている」と語る奥野秀郎代表取締役社長だ。
 
 
 

創業50年、社員と成長し続けてきた会社

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 バルブや配管資材の開発、販売を手がけるスリーエム工業株式会社さん。今年2021年で創業50年目の歴史ある会社だとお聞きしていますよ。
 
奥野 創業者は私の妻の父親で、設立以来、流体制御業界一筋に歩んでいます。私自身は、入社してから約40年になりますね。それまで大手ハウスメーカーで営業職に勤めていたものの、義父から熱心なお誘いを受け、挑戦しようと決意したんです。
 
畑山 住宅の営業と製造業では、ずいぶん畑違いですよね。前職の経験が役立ったことはありますか?
 
奥野 営業で培ってきた発想力は大いに生かされました。また、製造業を知らなかったぶん、固定観念にとらわれずお客様のニーズをアイデアに変えることができたと思っています。また、それと同様に経営者になってからは、会社員を経験したことも良かったと思うようになりましたね。
 
畑山 それはつまり、会社員としての感覚を持つことができたということでしょうか?
 
奥野 そうです。事業は社長の個人プレーではなく、多彩な技能を持った社員のチームプレーで成長します。「社員は同じ志を持った仲間である」という感覚を、私は今でも大切にしているんですよ。
 
畑山 自身の経験を決して無駄にせず突き進んでこられた奥野社長の姿勢には感心します。まさに理想的なリーダーですね! 御社がどんな会社か、さらに興味が湧きましたよ。
 
 
 
 

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