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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

丁寧なグラウンド整備で
アスリートの安全を守る

 

自分たちの職能を若い次世代に引き継ぎたい

 
駒田 清水社長が仕事で大事にしていることは何でしょう?
 
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清水 どんなご要望でも決してNOとは言わず、どうしたらご要望を実現できるかをまずは考え、行動することです。グラウンドに関して使えるか使えないかの判断はチームがすることで、プレーができる環境を整えることがグラウンドキーパーの役割です。なので、これからも「安全にプレーできる施設があって当たり前」「成熟した施設づくり」をモットーに、励んでいきたいですね。
 
駒田 スポーツ経験者である清水社長が、プレーヤー目線でメンテナンスしてくれるのは、大きな安心材料ですよ。ところで、グラウンド整備は何名くらいの社員さんが携わっているのですか?
 
清水 私と20代、30代の社員2人を合わせた計3人です。30代の社員は経験者なので非常に頼れる存在で、彼がいなかったらと思うとゾッとしますね。もう一人の20代のスタッフは私の息子なんです。親父が泥だらけで帰ってくるところを見て、一緒にやると言ってくれました。アマチュア野球のグラウンドキーパーは、定年退職されたシニア世代の方が多く活躍されている一方、弊社は若い人材に携わってもらいたいと思っているんです。というのも、やむを得ず野球から離れなくてはならなくなった選手や学生に、野球に携われる場として、グラウンドキーパーの仕事の魅力や楽しさを感じてもらいたいからなんです。また、この仕事の魅力を次世代に継承すべく、中学生や高校生を対象に講習会を行うこともあります。講習会については、埼玉県野球協会の後押しがあって、起業する前から実施しているんですけどね。
 
駒田 グラウンドキーパーを目指す子どもたちが増え、業界を若いパワーで活性化できるといいですね! そして、清水社長には“グラウンド内のシミズ”として世間に名を轟かせていただきたいです。グラウンド外には、シミズと名のつく有名な会社がありますから(笑)。最後に、今後の目標をお聞かせください。
 
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清水 アスリートをより多角的にサポートできる仕組みをつくりたいですね。例えば野球のプレー中にグラブの紐が切れたとき、その場にすぐ直せる人がいれば役立つと思うんです。そのためにも今、株式会社イソノ運動具店さんのご協力のもと、息子を野球用品のメーカー様へ修業に出そうと考えています。あとは弊社の業務を通じて、社会人野球を盛り上げるお手伝いができたら最高ですね!
 
駒田 ぜひ頑張っていただきたいです! 本日は貴重なお時間をありがとうございました。西のグラウンドキーパーが阪神園芸さんだとしたら、御社には東のグラウンドキーパーとして発展していってほしいです。期待していますよ!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分がやりたいと思ったことを、環境に言い訳せず★、一歩踏み出す勇気を持って挑戦することですね。
(清水孝行)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 サンビースポーツ株式会社/Sun-B Sports Inc.
■ 本社 〒336-0031 埼玉県さいたま市南区鹿手袋7
■ 事業内容 スポーツ施設維持管理/緑地管理/受付業務等アスリートを支える業務全般
■ 設立 平成30年12月
■ 従業員数 6名
■ 主な取引先 日本通運株式会社/日通不動産株式会社/株式会社イソノ運動具店