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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

切削加工大会で受賞多数
高い技術力の試作品加工

 

コンテストで次々に受賞し会社をアピール

 
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八木 試作品の加工は、国内での需要も非常に高そうですね!
 
西田 はい。当時はまだ試作という言葉さえ一般に浸透していなかったにもかかわらず、行政の支援もあり、2001年に京都のものづくり企業10社が「京都試作ネット」を設立しまして、今もそのメンバーとして参画しています。「京都試作ネット」とは電気制御・樹脂加工・金属加工・設計など、あらゆる分野の企業がつながったものづくりの専門家集団でして、現在では35社にまで規模を拡大しているんです。その後は、事業を試作品加工へと本格的にシフトしていくことができました。夫は2004年に急逝したのですが、義父が再び代表を務めるなどして荒波を乗り越え、二人の思いを受け継ぐかたちで、2011年から私が代表取締役を務めているところです。
 
八木 時代に合わせて事業を転換させていくのは、とても勇気のいることだったのではないでしょうか。お義父様もご主人も、そして西田社長も本当に見事な決断力をお持ちですよ。ところで、お聞きしたところ、御社では数々の受賞歴をお持ちだそうですね!
 
西田 おっしゃる通りです。弊社はこれまで2004年から毎年開催されている「切削加工ドリームコンテスト」に挑戦してきまして。第1回目に開催された「3Dクワガタ」と、第2回の「3Dスズメバチ」で金賞、第3回の「3Dカマキリ」で銀賞を受賞するなど連続して賞をいただきました。
 
八木 へぇ、それはすごい! 御社がこれほどまでコンテストに力を入れられてきた理由はなんだったのでしょう。
 
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西田 もともと弊社は金型部品製作が本業でした。精密な金型をつくる技術を生かせば、逆転の発想で、金型でつくられる製品そのものをつくり出すこともできると考えたんです。そして、この発想をもとに鉄・アルミニウム・真鍮など、さまざまな金属加工に挑戦し、事業の転換に成功しました。しかし、試作品には守秘義務があるため弊社の名前をアピールするチャンスがありません。そこで、独自の作品を製作し、コンテストに応募するようになったんです。
 
八木 発想もさることながら、確かな実績を残されている点が素晴らしい。実際に3Dクワガタや3Dスズメバチを拝見すると、本当に見事な技術だと感心します。これが金属の塊を削り出したものとは、とても信じられません! 
 
西田 ありがとうございます。八木さんがおっしゃる通り、弊社の社員はみんな高い技術を持っており、プライベートで人に贈るプレゼントを自作したいと言う人もいるほど。そんな社員の思いを汲み取って、弊社では設備を自由に使ってもらったり、材料の購入費を会社が負担したりして、さらなる技術の向上をサポートしているんです。
 
 
 
 

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