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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域に密着し半世紀以上
笑顔築く匠のリフォーム

 

目に見えない部分の施工も丁寧に

 
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阿部 厳格な先代仕込みの技術を持つ米社長の、施工へのこだわりが気になります。
 
米 見えない箇所こそ、丁寧かつ確実な施工を心がけています。先日、窓枠のぐらつきにお困りのお客様からご依頼がありまして。窓枠を外してみると、窓を固定すべき下地自体がありませんでした。このように、やって当然の施工でも、露出していない箇所だと手を抜いてしまう業者さんは少なくありません。目には見えない部分をしっかり施工してこそ安心を保証できるので、私はそこを徹底して行っています。
 
阿部 他の業者さんが簡略化してしまいがちな目に見えない部分の施工も、自分の家のことのように親身になって作業してくださるとは、お客さんも心強いでしょうね。見えない箇所だからこそ尽力するというのもかっこいいです!
 
米 ありがとうございます。また、先ほど少しお話しした床リフォームについても、あらかじめ床鳴りがしないように、床下の大引きと根太の調整から慎重に行っています。床鳴りは大引きと根太の間隔が均等に、そして水平に配置されていないと起きてしまうもので、その誤差が数センチであったとしても、後々ひどい床鳴りにつながることもあるんですよ。
 
阿部 たとえ新築であっても、気候の影響などで多少の床鳴りはあっても仕方ないと考える方もいると思います。御社はただ床を貼り替えるだけでなく、そこまで考えて作業してくださるんだ! 床下は、まさに見えない箇所ですもんね。そういえば、御社のブログを拝見しましたよ。施工中の現場写真をたくさんアップされていて、仕事に自信がないとあそこまでオープンにできないですよね。
 
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米 ブログ、読んでくださったんですね。施工については、自分自身が納得できないとお客様も喜んでくださるはずがないと思っているので、満足できない箇所があると初めからやり直すこともあるんですよ。私の父も仕上がりに納得できなければ、一度組み立てたものでもすべて分解し、一からやり直すような職人でした。私にもその父のDNAが受け継がれているのかもしれませんね。一見、やり過ぎとも取られがちではあるものの、自分みたいなバカ正直な職人がいてこそお客様の安心が守られるのではないでしょうか。今後もお客様のために、他の業者さんが敬遠してしまうような案件でもどんどんお引き受けしていきたいですね。