長年の構想を実現した「ほけん知恵袋」

インタビュアー 山本隆弘(元バレーボール選手)
春野 私は、大学を卒業し商社のアパレル部門で働いていました。その当時、保険の営業担当に加入を勧められたんですよ。でも、売り手の都合だけで販売し、消費者にとって本当に必要な保険が届けられていないのではないかと疑問を感じたんです。そこで、お客様に必要なサービスを届けたいという想いで26歳の時に、一番厳しいと言われる生命保険の完全歩合の営業の世界に飛び込みました。
山本 販売方法に疑問を感じ、自らその仕事に従事したわけだ。すごい行動力ですね。その後、どのような経験を積まれたんですか。
春野 同じ保険会社の先輩に声をかけてもらい、保険代理店の創業期に参画する機会をいただきました。まだまだ黎明期で、認知度もなかった来店型保険ショップ業界を伸ばしていくことに挑戦していきました。その会社では合計16年いたわけですが、2016年から5期代表取締役も務めていました。しかし、お客様にはご好評をいただいていたものの、ビジネスとしては多額の広告費がかかることにもどかしさも感じるようになっていましてね。そうした中で、2015年には弊社を設立し、「ほけん知恵袋」の開発をスタートしていました。そして、今年2021年3月、長年にわたり温めてきた構想を実現する、「ほけん知恵袋」というサービスを正式に自身の会社でスタートしました。